第21話。
桜井ユウトの登場に対し胸中穏やかでないリュウタロスが暴走する。
「ゼロライナー」が「かつて、ある時間と共に消滅した列車」であるという話を受け、ハナは、その消滅した時間というものが、自分が存在していた時間と同一なのでは、と考える。詳しい話をユウトに聞こうとするも、ユウトは態度が悪く、取り合ってもらえない。
そんなユウトに対して、ハナが邪険に扱われたということとは一切関係なく、良太郎くんのお姉ちゃんの婚約者(の若い頃の姿)であるらしいという事実に対し、リュウタロスは憤っていた。お姉ちゃんに相応しいのは自分であることをアピールする為、ユウトよりも自分のほうが強いことを証明すべく、戦いを吹っ掛ける。
ユウトが仮面ライダー・ゼロノスに変身するにはカードが必要なのだが、カードは一度使い終わると消滅してしまい、また、カード枚数にも限りがある。この話の時点では残り8枚とのこと。
なるべく有意義に、つまり、強い敵を倒したりするときにだけ使いたい、という考えが当然ながらユウトにはあるようで、そこまで凶悪でないイマジンは、今のところ無限に変身ができそうな良太郎くん(仮面ライダー・電王)に倒してもらおうという省エネ作戦を実施しているらしい。
しかしリュウタロスが憑依した電王ガンフォームに襲撃され、ハナも巻き込まれて怪我をしてしまう。何やかんやで優しく面倒見の良いユウトは、自分やハナを守る為、貴重なカードを使わざるを得なくなる。残り7枚。「こんなくだらないことでカードを消費したくねーんだよ」の台詞はごもっとも。不憫だ。
電王とゼロノス。二人のライダーが互いにバイクに乗り、正面からぶつかろうとする場面で、この回は終わる。リュウタロスの無邪気さは相変わらず度を越えている。それに反して、ユウトが実は良い人だということが様々な場面で描かれ始めている。
ハナが存在していた消滅した時間についても、そろそろ謎が明らかになりそうだ。色々な要素が投入され、絡み合っているけれど、根幹にある面白さがちっとも影響を受けず、むしろそれが増幅されるよう巧みにデザインされている。相変わらず面白い。
次回を待て!
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