2014年1月24日金曜日

仮面ライダー電王・視聴記録08話 『哀メロディ・愛メモリー』

第8話。


ウラタロスが良太郎くんに憑依したことで、イマジンとの契約について話すことを拒んでいたユミを口説き落とし、事情を聞き出すことに成功する。恐らくこの、戦闘以外でのウラタロスの諜報能力のようなものは、今後も重宝されるに違いない。ストーリーを順調に進める為には、こうした「頭脳派」は必須である。

ユミがイマジンへ望んだことは、結婚するはずだった男(トモヤ)を忘れること、というものだった。二人の結婚を誓うアクセサリとしてオルゴールペンダントがあり、そのオルゴールの曲(ヴィヴァルディの「四季・春」)を鳴らしている人々をイマジンが襲っている。思い出の曲を街から消す=思い出の男を忘れさせる、というイマジンの超絶解釈。どうやらイマジンは、「望みを勝手に解釈する」という一面があるらしい。そんなに人を襲いたいのか。

望みを叶えて(無理矢理な解釈だけれど)過去に飛んだイマジンと電王が戦闘になる。ウラタロスが憑依してロッドフォームになり、素早い攻撃で敵を圧倒する。敵が空に飛んで逃げようとするも、ロッド(釣竿)を巧みに使って捕まえる。そして最後はモモタロスのソードフォームにチェンジし、パワーのある必殺技で撃破。技で捉え、力で倒す。ウラタロスとモモタロスの見事な連携。役割分担が明らかになった。

個別ストーリーでは、ユミとトモヤが「忘れたくないものを無理に忘れようとしていた」ことに気がつき、仲直りをする。それを踏まえ、良太郎くんはカフェ(「ミルクディッパー」という店名)を切り盛りするお姉ちゃんに「この望遠鏡のこと、思い出してみようよ」的なことを言い、店のインテリアとして目立つところに置いてある望遠鏡に焦点を当てる。それを受け、急に涙を流すお姉ちゃん。でも、理由は分からないらしい。思い出そうとしても、思い出せないことがある。忘れたくても忘れられないものとの対比。このリンクのさせ方は巧い。のほほんとしたお姉ちゃんの過去に、何があったのだろうか。

次回を待て!

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