2013年7月23日火曜日

第150戦

【戦場】2A-Aブロック、投稿数34、投票数73
【順位】ネタ1:6位、ネタ2:12位
【結果】2Aに残留(17人中6位)

昇格にあと一歩及ばず。
足りないものは、単純に破壊力。
きっちりネタをつくれた感覚はあった。
ただ恐らくは、最初の着想にポテンシャルが足りなかった。
磨いて輝く原石なのかどうか、その見極めの失敗と言える。

【お題】
あなたの地元では、海の日にどんなイベントやるの?

正統派なお題である。
海、夏、地元、といった部分が主な要素。
海でやる馬鹿なことや、夏っぽい変なことを答える。
そこにローカル色を出すとやりすぎになるかどうか。

面白さを出しやすい分、盛り込み過ぎになる心配もある。
シンプルに攻めるのが吉かな、という気がした。
考えた分だけ良いネタをつくれそうな、好きなお題だ。

【ネタ1】
老いぼれのサーファーが美女の体を見て「いい波だ」って言う
計62点:4点4人、3点8人、2点11人

単純で馬鹿馬鹿しいネタである。
下品だが微笑ましく、うまいようで実にくだらない。
正統派な形でしっかり表現をつくりこめた気がする。
発想としては陳腐だが、票は結構伸びてくれた。

一見イベントっぽくはないが、開会の挨拶を意識した。
サーファーの格好をした町長が「いい波だ」と合図する。
待ちわびていた皆が一斉に並んで海に駆け出す。
そんなシーンを思い描いた。

2点票をもう少し稼ぎたかった。
感覚として、4点票:3点票:2点票=1:2:4が良いバランスだと思う。
3~4点票は嬉しいのだが、狭い範囲にウケるだけでは駄目だ。
2点票を広くかき集められるかどうかが、昇格には大きく影響する。

万人にある程度ウケ、特定の層にすごくウケる。
それが現実的に目指したいことである。
理想は万人にすごくウケることだけれど。

【ネタ2】
公民館に行くと抹茶のアイスがもらえる
計50点:4点1人、3点6人、2点14人

こちらのネタのほうが自信作である。
盲点というか、いい感じのポイントを突けた感触があった。

地元、という要素を強く意識してネタづくりをした。
田舎のほのぼのとして、それでいて特別な日、という雰囲気。
まだ地域の繋がりがしっかり残っていて、公民館は皆の基地。

小学生が笑顔で公民館に駆けていく。
抹茶アイスをもらい、神社の木陰で友達と食べる。
元気が出たところで、虫捕りの開始である。

僕は、このネタがすごく好きだ。
よくできたな、という満足感がある。
だからこそ、できればもう少しウケてほしかった。

もっと頑張ろう。
もっと頑張れる。

ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。

2013年7月7日日曜日

第149戦

【戦場】2A-Bブロック、投稿数36、投票数65
【順位】ネタ1:12位、ネタ2:22位
【結果】2Aに残留(18人中10位)

いくらネット大喜利を好いていても、惰性の時期はある。
ネタを考える意欲が湧かず、投稿する気力が満ちてこない。
それでも未投稿はしたくないし、もちろん降格は避けたい。
この回の僕は、そんな心理状態でぼけおめを彷徨っていた。

【お題】
私、____は____を卒業します。

文章穴埋めお題で、穴が複数個所あるパターン。
素直に捉えれば、主語と目的語を埋めることになる。
「私」はどういう存在なのか、そして「何」を卒業するのか。

冒頭の「私」に、溜めとしての意味以上の意味を与えるやり方もある。
最初の穴埋めを「私」の言い換えにせず、文章を作り込む形だ。
中間の「は」の使い方がポイントになるが、これはなかなか難しい。
無理に素直な形を否定すると、文章として不自然になり読み辛くなる。

元ネタは「私、前田敦子は、AKB48を卒業します」である。
それのパロディという側面もあるため、やはり素直な形での勝負になるか。
いやだからこそ、中間の「は」を変則的に使い技巧を見せるか。

お題としてはそういった性質だが、投稿時の僕にそんな考えはなかった。
ただ単に、ボーっとした状態で、何となく穴埋めをしただけである。

【ネタ1】
私、幸せで表情が豊かになったピエロはサーカス団を卒業します。
計39点:4点0人、3点5人、2点12人

何も考える気力が湧かないときは、安易な単語に走りやすい。
「表情」「ピエロ」「サーカス」などが、まさしくそれだ。

無論、よく考えた末にこれらの単語を扱うということもある。
しかし今回の僕にそういった狙いは微塵もなく、空虚な選択だ。

非常にインスタントなネタで、それらしく見えるが当然面白くはない。
点が入らないわけでもないが、かといって昇格できるわけでもない。

信念や向上心が無い、ただ長く続いているだけの老舗のようなものだ。
空っぽの味をつくり続け、適当な満足感を受け手に与え、生き延びる。

省エネな生き方の極みである。
果たしてそれが生きていると言えるかは、分からない。

【ネタ2】
私、冷凍マンモスは博物館の台座を卒業します。
計26点:4点0人、3点4人、2点7人

ここでの「マンモス」という単語も、惰性な選択である。
それが冷凍されていようがいまいが、込められた信念はない。

ただ、ネタ1に比べると、若干こちらのほうが色気づいている。
何も考えたくない状態だったわりに、若干ながら思考の片鱗が垣間見える。

小さな台座に押し留められていたマンモスが、いま再びの大平原に。
大いなる隔絶を越えて、凍っていた身体と時間が動き始めるイメージ。
気力がない中でそんな物語を練り込み、そして低位に沈むという結末。

さて、前述の通り今回はまったく気力が湧いてこなかった。
ネタを考えるのも投稿するのも面倒で、休んでいたかった。
それでも未投稿も降格も嫌だったので、投げやりにネタをつくった。

そういうとき、実のところ、妙な期待感のようなものも抱いている。
「案外こういうとき、良い点取れるんだよな」といった類の根拠のないものだ。

適当に考えたネタのほうがウケて、すんなり昇格できることもあるし。
ぼけおめって、そういうところある気がするし、今回もそんな感じかも。

そんな感じではなかった。

ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。