2013年11月6日水曜日

第155戦

【戦場】2A-Bブロック、投稿数38、投票数65
【順位】ネタ1:14位、ネタ2:30位
【結果】2Aに残留(19人中12位)

苦しみながらも何とか残留。
残留してホッとしている自分がいる。

昇格できない悔しさがあんまりない。
良い意味で落ち着きが出てきたのだと思いたい。

【お題】
この言葉を含めて何か投稿してください。
「カチカチ」


含めて系のお題で成績が良かった記憶がない。
やりやすいし好きだから選ぶけど適性がないのかも。
いや、感性が足りないのか。

【ネタ1】
肥料のやり過ぎで咲いたカチカチの花
計36点:4点0人、3点3人、2点12人

自分としては、ここ最近ではかなり出来の良いネタ。
いま見てもなかなか仕上がっているなと思う。

これで票がとれないなら、これじゃないのだろう。
いま何が面白いのかを感じ取るだけじゃ足りない。
これから何が面白くなるのかを察することが必要。

【ネタ2】
雑念が酷い場合は和尚様がカチカチの警棒を振り下ろす
計21点:4点1人、3点3人、2点4人

これは明らかに駄目。クソネタ。
新しさがまったくない。

ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。

奥歯に仕込んだ空心菜

雨が降ったり止んだりで空模様が心配された先日のこと、横浜の中華街で食べた空心菜(クウシンサイ)が滅法美味しかった。

ニンニクで炒められたことで香ばしさが倍化しており、やや濃いめの油でしっとりしつつも茎の部分には充分な歯応えが残っており、味覚も触覚も唸らされた次第である。勢いづいて相当量を咀嚼していたら茎と葉の一部が奥歯に詰まってしまったが、いざというときの為にこっそり保管しておくのも良いかもしれないと思えるほど、素晴らしい味だった。

クウシンサイやハッポウサイなどの「○○サイ」という音を聞くと、「斎」の字で終わる幾つかの人名を思い出す。

剣客として有名な伊東一刀斎や柳生石舟斎などが例であり、忘れたくても記憶に居座り続けるものとしては初期のエンタの神様に出演して掌で霧を動かすなどの"気の極み"を披露していた松尾幻燈斎が挙げられる。

松尾幻燈斎はMr.マリックの別名であるが、「マリック」という名の由来が「マジック」と「トリック」を合わせたものであることや、もうひとつの別名義「栗間太澄(くりまたすみ)」がMr.マリックを逆から読んだものであるといった情報は、容量の無駄なのでさっさと忘れてしまいたい。こうしたものに限っていつまでも覚えていてしまうのは、明らかに人間の脳の欠陥である。

もう一人、個人的に印象深い「○○斎」がいる。
それが「寒月斎(かんげつさい)」だ。

寒月斎とは、横山光輝の漫画『伊賀の影丸』に登場する人物で、幕府の黒い歴史が記された巻物を狙う飛騨忍者の首領である。いくら追いかけても追いつけない幻覚を見せる「逃げ水の術」を得意とし、追い詰めたと思ったら煙のように消えてしまう手強い忍者だ。

そんな寒月斎も、最終的には部下を全員失い、主人公である影丸を含めた伊賀忍者に囲まれて己の敗北を認め、奥歯に仕込んだ毒で自害をする。責め苦によって仲間や黒幕の情報を漏らすことを防ぐ為の、短絡的だが生き様を感じさせる潔い最期である。

「奥歯に毒を仕込んでおく」という行為は、「舌を噛む」と並ぶ忍者業界におけるポピュラーな自害の方法らしく、事前の入念な準備によって可能となるまさに奥の手と言えよう。いざというときに発揮できる力を持つことや、それを貫く強い意思は、参考にすべきだろう。

かくいう僕は、中華街の一角で、奥歯に挟まった空心菜を舌で掻き出しながら、また降り出した雨粒を防ぎつつ行儀の悪い口元を隠すように、折り畳み傘を広げたわけである。

第154戦

【戦場】2A-Bブロック、投稿数39、投票数58
【順位】ネタ1:15位、ネタ2:17位
【結果】2Aに残留(20人中14位)

残留-降格ラインぎりぎりの攻防。
攻めてもないし守ってもないけれど。

【お題】
この画像を見て何かどうぞ。
bog-g-680.jpg

素朴な人形に見えて、そこはかとなく質の高さを感じる。
有識者の間では高値で取引されている人形なのかも。

何か事情がありそうな面持ちと格好。
世の中の酸いも甘いも知っていそうだ。
色々な経験を経て飲むコーヒーの味は如何に。

【ネタ1】
野生の記憶はカフェインに殺された
計32点:4点0人、3点2人、2点13人

気の利いたことを言おうとして普通になった。
「殺す/殺される」は便利だけどなんかもう微妙か。

単純な言葉に頼り過ぎないで表現を磨かねば。
あんまり変な感じにするとうざいし通じないけど。


【ネタ2】
「待ちたまえ」と呼び止めてからゆっくり飲み干す
計31点:4点1人、3点3人、2点9人

きたかなーって思ってたけど、きてなかった。
なんかそういうキャラいそうだし、嵌まった気がしたのに。

ベタだったのかな。
ありがちな「間(ま)」みたいな。
ギャグ漫画とかで使い古されてるのか。

ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。

第153戦

【戦場】1A-Bブロック、投稿数47、投票数63
【順位】ネタ1:8位、ネタ2:14位
【結果】2Aに昇格(24人中7位)

悪くはないけど、すごく良いわけでもない。
いわゆる「中の上」を揃えた感じ。

【お題】
俺なんて太ってるし髪薄いし_____し・・・
自虐的な要素を並べたてる穴埋めお題。
自由度が高いようで実は低い、と感じた。

違和感を消しつつ普通からはずらす。
しっくり嵌まっているけど面白い文章。
不幸を面白く描く能力は、現実にも役立つのでは。

【ネタ1】
俺なんて太ってるし髪薄いし明日はピアノの発表会なのに手からメリケンサックが外れないし・・・
計42点:4点1人、3点6人、2点10人

太ってて髪が薄いのに、ピアノの発表会。
そういうミスマッチを笑いに繋げたかった。
メリケンサックは蛇足かもしれない。

【ネタ2】
俺なんて太ってるし髪薄いし胃腸が弱いけど、そんな俺にもいつだってヨーグルトは優しいし・・・
計35点:4点2人、3点5人、2点6人

ヨーグルトは分け隔てなく優しい。
お粥と同じぐらい優しい。

ぼけおめ大リーグでの戦いは続く。