2011年2月28日月曜日

第1494回

第 1494 回のお題 (出題:アナルホッケー)
電気屋のブラックリストに載ってる人はこんな人


[18位]ジャスティス智彦

店の入口で黒こげのトースト配ってる

45.20 pts [63.70](89.44%) Rate:13.57Up!!

現在のレート:1870.21(またまたなかなか増加。近付く1900)


引き続き、高順位。
レート1870を越え、あと30程で1900に届く。

考えてみると、随分と遠くへ来たものだ。
��似たような歌詞がある気がするがまったくの偶然)

レート1900、か。
どうにも「不思議さ」を感じている。
自分がその頂に近付いている、という事実に。

相変わらず、歩き心地が悪い。
そろそろ、落とし穴がありそうな気がする。

こう書くと、保険のようにも見える。
スベッたとき、「まあ、予想してたし」みたいに言えるから。
だがしかし、「スベってもいい」などとは、決して思っていない。

大喜利をやっている人は、恐らく誰一人として、
スベることを望んでなどいないだろう。
仮に望んでいたとしても、それは後にウケるためのスベりだ。

僕も、いつだって、「面白いと思われたいな」と思っている。
それでミスをすることもあれば、願い叶わぬことも多いけれど。

さて、投稿したネタの内容に触れよう。

「店の入口で"何か"を配っている」というフォーマットにはすぐ至った。
「入口」や「配る」は、わりとよく使われるようにも思える。
今回は、恥ずかしながら、便利な言葉に頼ろうかな、と判断したわけだ。

配るものは、何がいいだろうか。
これについては、少々悩んだ。

あまり突飛なものでも駄目だし、軽すぎるものでも駄目な気がした。
電気屋と関連がありそうで、なおかつブラックリストに載りそうなもの。

結局、何となくで選んだ。
「"黒こげのトースト"あたりかな」と。
この辺りは、感覚である。

感覚で選んで、悪い順位にならないことは、
「センスが良い」か「運が良い」かのどちらかだろう。

今回は、明らかに後者だ。
採点者のラインナップに救われた気がする。

好調の時は、こういうところも、調子が良い。

2011年2月27日日曜日

twitterを始めてみることにした

只今、2011年2月26日(土)の朝。

twitterを始めてみることにした。
アカウントは「@justomo」である。

最近、自分の中で「ネット大喜利」が大きくなっていくのを感じる。
こんなに重要なものだったかな、と自分でも驚く。
もう長いことやっているのに、今頃こうなるとは、不思議なものだ。

今まで、1つのサイトで淡々
とネタを書いてきたけれど、
今年度中頃から、徐々に活動を広げていっている。

大会に出たり、他のサイトに顔を出したり。
ブログを始めたことも、その一環だろう。

特に明確な目的があるわけではない。
何となく、そこに面白味がある気がしただけ。

活動範囲を広げることで、色々と問題が生じるかもしれない。
例えば、誰かに嫌われたり、うざがられたり、迷惑がられたり。

ただ、それを恐れていたら、何もできない。
諍いが起こっても、そこから様々なことを学んでいけばいい。

twitterをどう使っていくかの指針は未定だけれど、
ブログとの住み分けを上手い具合にやっていきたい。

取りあえず、ブログの更新を疎かにしないように注意しなければ。
twitterのほうが便利そうなのだが、あくまで拠点は此処。

天気は晴れ。風がやや強い。

2011年2月25日金曜日

第1493回

第 1493 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
台所に行った母が呆然と立ち尽くしているのはなぜですか?


[19位]ジャスティス智彦

人参の尖った部分がおでこに当たってて前に進めない

44.43 pts [61.95](88.24%) Rate:13.83Up!!

現在のレート:1856.64(なかなか増加。さらりと1850越え達成)


引き続き、好順位。
レートが1850を突破した。

ここのところの良い流れは一体何なのだろうか。
少し心地悪い気すらしている。

今回のネタには、正直なところ苦しさを感じていた。
「良い順位がとれそうだ」という自信は無かった。

悪くはないと思うのだが、インパクトが足りていない。
淡白にそれっぽいことが書いてあるような、そんなネタだ。
多分、1ヶ月も経ったら自分でも思い出せなくなるだろう。

自分が投稿したネタについては、結構よく覚えている。
正確には、お題を見れば、自分が何を書いたか思い出せる。
それはきっと、自分が頭を痛めて出したものだからだろう。

他の人のネタについては、あまり覚えていない。
しかし、ずっと忘れられないようなネタも幾つかある。
自分の頭から出たわけではないのに、頭の中に残り続けている。

これは、すごいことだ。
それだけそのネタが、僕に「刺さっている」わけなのだから。

さて、果たして僕のネタは、誰かの記憶に残っているだろうか。
それは一体、いつ書いた、どんなネタなのだろうか。

ネタも記憶も、大事なもの以外は取捨選択されてしまう。
「選ばれる」ということは、非常に尊い。

2011年2月23日水曜日

第6幕

幕の内カップのエントリィ追加は予選終了後を予定していたけれど、
何やら面白い展開になってきたので、一旦軽く書くことにした。

予選リーグは第2試合まで終了。
現在、第3試合の投稿期間中。

僕らが所属しているM組は、以下のような状況。

maku-M.jpg


全チームが1勝1敗の勝点3。
リーグ表の白星と黒星が綺麗に並んでいる。

次の試合に勝てば決勝トーナメントへ。
負ければ予選敗退確定。
非常に分かりやすい。

そして、第3試合の組み合わせは以下の通り。

正義は勝つ! VS サムライチョップはパンチ力(デジタル)
明日がくれた、好き VS 海坊主のかなしい泣き声が聞こえるんだ

1試合目と2試合目の戦いぶりを見た限りでは、
僕らの対戦相手「サムチョ」チームは、やり手な印象。
安定感もあるし、「もう1点」も結構取っている。

ちょっと分が悪いかな、という感じだけれど、
それは物事を長期的に捉えた場合なので、大丈夫。
「この1戦」に限っては、どうなってもおかしくはない。

精一杯ネタを考えて、推敲に推敲を重ねる。
そして、「これだ」というものを創り上げる。
やるべきことは、いつだって単純だ。

それに、後ろ向きな話は良くないかもしれないが、
たとえ第3試合に負け、予選で敗退してしまっても、
僕は胸を張って「悔い無し」と言えると思う。

チームを組んで、大将になって、
この大会に挑めて、本当に楽しめている。
それだけで、もう、十分満足できているんだ。

でも、勝つよ。

チーム解散には、まだ時期尚早なはず。
僕はまだまだ、このチームで戦っていたい。

だから、勝つ。


正義は勝つ!

2011年2月21日月曜日

第1492回

第 1492 回のお題 (出題:愛染 翔子)
アイドルに送るファンレターに書いた余計なアドバイス


[3位]ジャスティス智彦

瓦礫の下から助けを呼ぶ時はヒット曲を歌ったほうがいい

53.40 pts [72.14](98.35%) Rate:31.56Up!!

現在のレート:1842.81(グンと増進。1850が急接近)


表彰台。予想外。嬉しい。
好調の波が裏でまだ継続しているのだろうか。

「Latest 10 Stage Deviation Value」も5位という高順位。
ここ10回の安定感が、きっちり反映された形だ。

後でまた追記。

-------------------

だいぶ間が空いてしまったが、追記を開始。
しかし、特に書くことが思い付かないので、没ネタを並べていく。

・宇宙で踊るときは空気が無いことに気を付けるべき

最初に思いついて、「いけるかな」という感触があったのだが、
過去ネタを検索したら似たようなものがあったので回避したネタ。
その「似たようなもの」は、下記のネタ。

第 298 回のお題 (出題:かき)
初キスの時に大切なことを教えてください


[9位]まったり
宇宙でキスする時には空気の奪い合いになるので気をつけろ!

やや神経質になりすぎたかもしれないが、似ていることは事実。
大人しく「没」としたほうが良いと判断した。

・海中で踊るときは服が重くなることを考慮すべき

「宇宙」から「海中」に変えただけ。
進歩がないし、他人様の過去ネタを焼き直す感じになるので没。

・下着は僕の店で買ったほうがいい

これを思い付いたときは、「決まりかな」という心模様だった。
しかし、普通に変態っぽいだけだということに気付き、却下。

・死体を埋めるときは深い穴を掘ったほうがいい

この辺りから、発想の質に明らかな変化が生じている。
こういう感じでは点が取れないだろうなと思い、却下。

・人を轢いたら逃げたほうがいい

場合によっては、逃げたほうが量刑が軽くなるとかならないとか。
酔っていたら、一旦逃げて醒まして……ということかも。
ただそれは、人として間違っている。

・一審で負けたら控訴したほうがいい

恐らく「人を轢く」から「裁判」への連想。
控訴しないほうがスムーズ。

・住居に火を放たれたら消防車を呼んだほうがいい

自分で消せそうなら呼ばなくてもいい。
「当たり前のこと」をネタとして書く流れはたまにある。

・迷惑なファンは銃で撃ったほうがいい

駄目。

メモ帳を見直すと、他にも結構色々なネタが書いてあった。
しかし、大半は何が言いたいのか分からない奇妙なものだった。

そんな中で、投稿したネタは上位をとることができたので、
今回は取捨選択を間違えなかった、と言っていいかもしれない。

代替案を幾つか挙げ、客観的に見極めて意思決定をする。
大喜利以外でも、これはとても大事。

2011年2月19日土曜日

第1491回

第 1491 回のお題 (出題:アナルホッケー)
日本には八百万の神様がいると言われていますが、中にはしょうもない神様もいるはずです。どんな神様?


[38位]ジャスティス智彦

その神様を知ったのは、僕がまだ小学生の時でした。

当時、朝の登校時間に校門付近の歩道で液状の大便が発見され、
パニックが起こって1時間目が中止になるという事件がありました。

大便は、雨後の水溜りのように広がっており、その規模は、
数人の児童が飛び越えゲームに参加したことを後悔する程でした。

悪臭のため気分を悪くする子供が続出したこともあって、
すぐに先生方を中心とした学校側の対処が始まりましたが、
汚物を綺麗に片付けただけでは、事件は片付きませんでした。

大便が、犬猫のものではなく、明らかに人間のソレだったからです。

そうした知覚がなされたのには、3つの根拠がありました。

��つ、見た目の質感。
��つ、目撃者の存在。
��つ、磯部君のお母さん。

磯部君のお母さんは、早朝から自主的に地域パトロールをするような、
とても立派な女性だったのですが、一部の心ない人達からは、
明け方に近所を徘徊する薄気味悪い人だと認識されていました。

徘徊中に街路樹や道端の草花に水分を分け与えているということも、
犬の散歩等をしていた人達を発信源として、噂になっていました。

そのような話は僕達小学生の耳にも入ってきていたので、
校門大便事件の朝、磯部君に中傷の矛先が向けられてしまいました。

「あのウンコ、お前のかーちゃんがしたんだろ」
「人糞おばさん!人糞おばさん!人糞おばさん!」

喧嘩の強い磯部君が数人を泣かせたことで騒ぎはさらに大きくなり、
ついには、一旦全校児童が校庭に出されるという事態になりました。
お天道様の下で照らされる、子供達の不安や戸惑いに満ちた顔。

そんな混乱状態を終息させたのは、校長先生でした。
朝礼台から発せられた校長先生の一言が、すべてを解決したのです。

「あれは、神様のウンチです」

みんな、笑いました。
磯部君も、笑いました。

―― 糞漏大神(くそもらすおおみかみ)――

通学路に巨大なウンチをするようなしょうもない神様ですが、
みんなが幸せになったので、きっと良い神様なのだと、僕は思います。

40.90 pts [56.58](73.76%) Rate:6.45Up!!

現在のレート:1811.25(少々増。一応、最高レート更新)


久しぶりに長文を書いた。
50行という縛りのギリギリまで使う、フル長文。
歌詞等とは違う、その名の通りの「長い文章」だ。

この意思決定の根本は、ひとつの駄洒落を思い付いたことにある。
その駄洒落とは、オチとなっている「糞漏大神(くそもらすおおみかみ)」だ。
御存知「天照大神(あまてらすおおみかみ)」が元ネタである。

初めは、「糞漏大神(くそもらすおおみかみ)」のみで勝負しようかと思った。
だが、さすがにそれは無謀すぎるなと踏み止まり、装飾を加えることにした。
そして、色々足している内に、どうせなら長文にしよう、となったわけだ。

すり身氏が「事実に基づいてるのかなあ気になる」とコメントしていた。
答えを明かすと、「話自体は100%創作」である。

ただ、創作といっても、ファンタジィとは違って書きやすい。
要素要素は「あるある」を使っているだけだからだ。

・学校の周りを徘徊する不審者
・臨時で校庭に集められる児童
・校長先生の気の利いた一言
・道端に落ちている人糞
・若干変な友達のお母さん

上記のような「小学生時代によくある話」を適当に組み合わせていき、
用意されたオチに向かって淡々と文章を構成していっただけである。
��そういう意味では、創作度は30~50%程度かもしれない)

結果は38位だったが、これは仕方ないかな、と受け止めている。
理由は、1位をとった井脇ノブ子氏のネタにある。

僕が今回書いたネタは、とことんの「理詰め」であり、
また、長々と平叙文を書き、最後にオトすという流れのものだ。

オチの前に「お天道様の下で照らされる」という文章を入れることで、
ネタを読んでいる人の頭に無意識的に「天照」という言葉を想起させ、
その後の「糞漏」を効果的に響かせる、という謎の仕掛けも設置している。
��全くの無意味だとは思うが、気分的にそうしたかった)

一方、井脇ノブ子氏のネタは、初めから終わりまで一定リズムで突っ走り、
切れ味抜群の言葉を惜しげもなくどんどん繰り出していく感性型のネタだ。
��表面的にはそう見えても、ネタ作成の裏側は理詰めなのかもしれないが)

これが大喜利でなく新聞社主催のエッセーコンテストだったら、
おそらく僕が書いたような文章形態が優位だっただろう。
しかし、僕らが戦っている場所は、紛れもなく大喜利の舞台だ。

いかに面白いことを沢山書くか。
いかに感性鋭いネタを書くか。
それが何よりも大事な評価対象であることは、周知の事実だ。

採点者の面子による影響も多少あるのかもしれないが、
綺麗な感じの長文は、恐らく今のネタボケには通じない。
そのことが、確かめられたように思う。

今回は、「僕が得意な書き方」に頼り過ぎた。
しばらく長文ネタは書かないかもしれないが、
次に書くときは、その時のネタボケにしっかりと合わせていきたい。

第1490回採点感想

第 1490 回のお題 (出題:アジアンバーゲン)
��00年ぶりに目を覚ました人が最初に言った一言


例によって、10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
もうすっかり習慣化されており、良い傾向だな、と感じる。

お題は、特定シチュエーションでの一言を解答させるパターン。
いわゆる「一言系」と呼ばれるもので、今回はその典型だろう。

「100年ぶり」という設定をうまく活かすことは難しいと思われ、
変に歴史的な出来事や時間的な要素を入れないほうが良さそうだった。
ゆえに、「長い間寝ていた後の寝起きの面白一言」の競争が予想された。

さて、皆々はこれをどうネタ化したのか。
どういったボケ要素を盛り込んだのか。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.4):約10%
2点(3.3):約65%
3点(4.4):約20%
4点(5.6):約5%
5点(6.8):僅少
6点(8.2):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

かなり下方に偏った分布となってしまったように思うが、
素直に点数を付けた結果なので、許容していただきたい。

僕が今回最高評点を付けたネタは、見事に1位となっていた。
その事実だけを考えれば、「ツボズレ」はなかったと言える。

しかし、5点(6.8)を付けたネタは、散々だった。
以下が、該当するものだ。

-------------------
[60位]タンソちゃん

音が聞こえる。そっと耳をすます。ガヤガヤと騒がしい。
鼻が利く。静かに鼻をならす。なんだろう、土臭い。
光を感じる。重々しく瞼を開ける。

目の前に広がる たくさんのライト、ライト、ライト・・。

「ボクハ・・ソウ、ボクハ内野手!!井端!!」

100年ぶりの覚醒。レーシック失敗でどうなる事やらと
生涯のパートナー荒木をアタフタさせた彼が、100年ぶりに復活した。

名古屋ドームにて、最強の二遊間復活の瞬間であった。

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[139位]巻き納豆

田村で金。
谷でも金。
100年ぶりに目を覚ましても金。

-------------------

これは、僕が野球好きで、パロディ好きなことが原因だろう。
特に巻き納豆氏のネタは、かなり良く見るテンプレートなのだが、
それでも面白味を感じてしまう程、お気に入りの三段である。

よく見るテンプレートや既視感ばりばりのネタについては、
本来ならば自動的に低い点数を付けるべきなのかもしれないが、
採点中に抱いた「面白い」というその感情は、やはり優先させたい。

話は替わるが、今回、カブリが異様に多かった。
寝起きというシチュエーションの日常性の高さが原因だろうか。

採点作業が効率的にこなせるという点でカブりは歓迎しつつも、
それと同時に自分のネタはカブらないようにしなければと感じた。

2011年2月18日金曜日

第1490回

第 1490 回のお題 (出題:アジアンバーゲン)
��00年ぶりに目を覚ました人が最初に言った一言

[72位]ジャスティス智彦

寝始めたときはオラウータンでした


37.37 pts [51.88](58.24%) Rate:4.3Down...

現在のレート:1804.80(少々減。1800を切らなかったのは良い)


とうとう、連続レート上昇が止まった。
第1483回から第1489回までの7連続アップが最終記録。
数値的には1699.86から1809.10までの109.24の上昇。

残念な気持ちも強いが、まあ満足していいのかな、とも思う。
しかしながら、まだ比較的レートを上げやすい位置にいるわけなので、
鼻を高くすることなど到底できないということを、自分に言い聞かせたい。

前回書いたように、ここ最近はネタが説明臭くなっ
ていた。
それは「削りすぎによるスベり」を恐れていたことが原因なわけだが、
今回はどうも、その反動で意識的に削りすぎたかもしれない。

以下のように、もう少し説明臭くする余地も多分にあった。

・オラウータンとして寝て、人間として目覚めました
・寝始めたときはオラウータンだったはずなんですが

うーん、これでも面白くない。
そもそも、「寝ている間に進化」という基礎が駄目だったのか。

どうもまた、やってしまったらしい。
書き方に意識を向け過ぎ、本質的な部分の追求が甘くなるパターンを。

幸いにも、軽くスベッた程度で済んでいる。
それに、このレベルでも「スベッた」と思えているところが成長だ。
以前なら「半分より上にはなれた」という思考をしていたように思う。

自分が1800台の戦士であることの自覚。
そして、それ相応の意識。

そんな些細な矜持を、良いネタを生む原動力にしていきたい。

2011年2月16日水曜日

第1489回

第 1489 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
こんな奴と一緒に脱獄はしたくない

[44位]ジャスティス智彦

逃走中に「エネルギーガキレマシタ」とかいって電気椅子で充電始める

40.39 pts [56.77](76.63%) Rate:7.73Up!!

現在のレート:1809.10(やや増えた程度。でも最高レート更新)


なんとか新しい天井をつくることができた。
しかしながら、まだ1800をちょっと越えた程度。
上位組の仲間入りには遠い。

好調は、好調を自覚した時点で、歯車が狂う気がする。
無心であればよいものの、意識をすることで、おかしくなる。

バスケットのフリースローなどが、顕著な例だろう。
連続で入っているときは、外す気が一切しないし、事実、外さない。
けれど、「失敗していない」ということを意識すると、途端に入らなくなる。

ネタを考える場合は、フリースローのように肉体を統制する必要もなく、
ある程度時間をかけて吟味することができるので、調子の狂いは小さいが、
それでも、余計な感情が湧いてきては、ネタに口出しを始めることがある。

今回投稿したネタは、長すぎるな、と自分で思っている。
そして、長くなってしまったのは、先述の「余計な感情」の所為である。

分かりやすくしよう。
解釈がブレないようにしよう。
きちっと状況が見えるようにしよう。

そのように強く思いすぎてしまい、結局駄目なネタが出来上がる。
「説明不足でスベる」という事態を、必要以上に恐れてしまうわけだ。

安全策と言えば聞こえはいいが、臆病すぎやしないか?
冒険心を捨ててまで、守るべきものがあるのか?
僕は、現状のレート水準で満足しているのか?

いや、していない。
見ているのは、もっと上だ。
目指しているのは、もっと先だ。

いずれはスベる。
それは間違いない。

だったら、どうせなら、勝負してスベろうじゃないか。

2011年2月13日日曜日

第1488回

第 1488 回のお題 (出題:風の迷路)
「悪口選手権子どもの部」で優勝した一言


[12位]ジャスティス智彦

ヤッホー、ヤッホー……ね、戻ってきたでしょ?おじさんの投資と違ってさ

46.22 pts [62.86](90.83%) Rate:17.12Up!!

現在のレート:1801.37(やっとここまで戻ってこれた)


引き続き、高順位を取ることができた。
自分の天井レートである1803.19まで、あと少し。

レートが高くなるにつれて、レートを上げることは難儀になる。
そうした構造下において、どこまで頑張れるだろうか。
ギリギリまで輪ゴムを伸ばしていくような、そんな感覚だ。

さて、今回投稿したネタの話をしよう。

ネタを書くとき、いつも以上に慎重に、そして丁寧になった。
自分の臆病さや心配性な部分が、ネタの表面に浮き出ている。

発想自体には、「平凡」の一言を浴びせていい。
子供が大人に悪口を言うとき、甲斐性はテーマになりやすい。

「山彦」の「返ってくる(戻ってくる)」という性質の利用も、頻出だ。
類似した性質をもつ物事を象徴的に表現したいとき、重宝されている。

したがって、丁寧さや慎重さが注ぎ込まれたのは、書き方の部分だ。
発想よりも書き方に重点を置いたのは、お題の特性を考慮した結果である。

「悪口」は、「内容」よりも「言い方」が重要であると、僕は考えた。
「皮肉」や「ブラックジョーク」としての質が、点数に繋がるだろう、と。
「何を悪く言うか」ではなく「どのように悪く言うか」がポイントだろう、と。

投稿したネタを単純化すると、以下のようになる。

「おじさんって、投資下手糞だよね」

これが、「言い方(書き方)」の変化で、以下のようになる。

「ヤッホー、ヤッホー……ね、戻ってきたでしょ?おじさんの投資と違ってさ」

最終的にこの形に決めるまで、言葉や文構造を色々と捏ね繰り回した。
「ネタを"書く"」ということを、すごく意識させられたように思う。

身体的な表現系が完全に排除される(ネット)大喜利は、やはり面白い。
ネタ作成の過程が楽しいから、僕は大喜利を続けているのかもしれない。

2011年2月9日水曜日

第1487回

第 1487 回のお題 (出題:wool)
空が飛べるようになったらまず最初にこれをやる


[25位]ジャスティス智彦

抵抗を減らすためにワキ毛を剃る

42.74 pts [61.26](87.03%) Rate:15.08Up!!

現在のレート:1784.24(なかなか増。やっと再びの1800が見えてきた)


調子が良い。
そう断言していい気がする。

これまでは、半信半疑な部分があった。
「調子が悪いということは決してないが、安心はできない」ぐらいだろうか。
遠回しな言葉で景気回復宣言を渋る専門家のような感じだ。

しかし、今回で5回連続のレート上昇。
20.78up→13.90up→28.18up→6.44up→15.08upという推移。
一気に「Latest 10 Stage Deviation Value」の20位にも入った。

これはもう、調子が良いということにしてもいいと思われる。
第1482回で大スベリしてレートが1700を切ったが、
やっと自分が過去につくった自分の天井に再見できそうだ。

さて、今回のネタは、僕自身は「あるある系」のつもりで書いた。
「空が飛べるようになった人がやりそうなこと」だ。

改めて自分のネタを見て、思った。
「抵抗」じゃなくて「空気抵抗」のほうが良かったな、と。
「ワキ毛」じゃなくて「ヒゲ」のほうが良かったな、と。

「空気抵抗を減らすためにヒゲを剃る」

うむ。こちらのほうが良いのではなかろうか。
もう、遅いけれど。

ただ、修正版のネタのほうが、25位っぽい。
投稿したネタは、もっと低い順位でもおかしくなかった。
25位は、ポテンシャルから考えられる期待順位範囲の最上部だろう。

いま、「期待順位範囲」という言葉を使った。
換言すれば、「そのネタが取る可能性のある順位の上限から下限」だ。

こうした概念を用意することは、好きである。
言葉遊びも好きなので、「い」で韻を踏んだ。

レートは上がり、調子は良い。
そのことで、僕は緊張状態にある。
恐怖心が増幅されている、といってもいいかもしれない。

そう、つまり、大喜利の腕を磨く絶好の機会だ。
「良いネタを書かなければならない中で、良いネタを書く」
それができれば、きっと「すごさ」を身につけられるだろう。

さあ、そろそろ次の回のネタを考え始めようか。

2011年2月8日火曜日

第1486回

第 1486 回のお題 (出題:アナルホッケー)
金さえ払えば何でもやってくれる人が100円でやってくれること

[41位]ジャスティス智彦

葉書に乗って宛先まで飛んでくれる

41.71 pts [56.46](72.79%) Rate:6.44Up!!
現在のレート:1769.16(控えめに増。失速感はあるがまあよし)


数字が入っているお題は難しい。
そんな印象が、僕にはある。

その理由は、僕の「なるべくお題に沿いたい」という面が強く出て、
数字が示している、その"値(あたい)"を重く捉えてしまうからだ。

近い過去だと、第1450回がこのタイプに該当する。
その時のお題と僕の対応を、以下に載せる。

第 1450 回のお題 (出題:アナルホッケー)
��Q700の人がしそうなこと

[22位]ジャスティス智彦

サイコロを振って出た目を100倍したIQで一日過ごす


この時は、「700」という数字の意味を重く捉えすぎた。
思考の自由が縛られ、窮屈な発想しか出ずに苦戦した。
��その状況は楽しかったし、最終的に良い結果も出たのだが)

今回も、「100円」という値(値段、額)に苦労した。
「何でもやってくれる」ということへの着目ではなく、
「100円で」ということへの着目から思考を始めた。

��00円ぐらいの商品。
��00円ぐらいのサービス。
��00円ぐらいの価値がある物事。

そして出した答えが、「切手」だった。
今回のネタは、「切手」をモチーフにしていたわけだ。

通常、葉書には、50円切手を貼る。
��葉書自体に50円切手相当の印刷がされている場合もある)
そして、郵便ポストへ投函することで、宛先へと届けられる。

「何でもやってくれる人」が100円でやってくれることは、
これの代替である、という捉え方をして、ネタとして表現した。

切手が貼られていない葉書をその人のところに持っていき、100円を渡す。
するとその人は葉書にペタっと貼り付いて、宛先まで飛んでいく。

やや幻想的、あるいは非現実的な様相に仕上がってしまったが、
自分の中では100円というリアリティに拘ったつもりだ。

ただ、今回のようなアプローチは、危険な気もしている。
現実性よりも想像性のほうがよほど広大で、無限で、面白いからだ。

「実際に100円ぐらいの物事」を発想の土台にするのではなく、
「なんかしらんが100円っぽいもの」を自由に発想したほうが良い。
現実では全く知らない物事で相手に100円を感じさせるのが、本当の力だ。

結果自体は、まあこんなところかな、という感触だ。
ここのところ調子が良いので、スベらなくて良かったという安心が強い。
レートを下げないことが、レートを上げる為の第一歩だ。

2011年2月2日水曜日

第1485回

第 1485 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1485.jpg

[4位]ジャスティス智彦

撮った写真で穴をふさぐ

47.53 pts [70.59](97.03%) Rate:28.18Up!!

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入賞する自信はあった。
表彰台にいくんじゃないかな、という感覚もあった。

採点期間中にネタ一覧を眺めたところ(大雑把に)、
「これには負けるかも」というネタは1つしかなかった。

結果は4位。
「嬉しい:残念」が「4:6」という感じだ。

因みに「これには負けるかも」と思っていたネタは、1位だった。

とりあえず簡単な感想は上述。
あとで追記する予定。

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だいぶ遅ればせながら追記。
間が空いた影響が出るかもしれないが、気にせず書いていく。

「表彰台にいくだろう」という自己評価は、過信だったのだろうか。
この回に投稿した自分のネタを振り返りながら、検証したい。

お題画像の特徴は、以下の2つに集約される。

1.犬が壁面に空いた穴から顔(頭)と前足を出している
2.それを少女がファインダを覗き写真におさめようとしている

その他にも、舞台が外国(恐らく欧米)だろうということ、
少女の容姿、犬の容姿、全体のモノクロ加減などの要素はあるが、
概ね「1.」「2.」に補助的に関わってくる程度だと思われた。

僕は、例によって、「お題をできるだけ活かそう」と考えた。
��そう考えないときもあるが、高確率で考える側に思考は寄る)

しばらく考えて、次のような発想が出てきた。
「犬の写真を犬がいる位置(穴)に貼ると、良い画になりそうだ」

今まで犬の顔があった場所に、犬の顔がアップになった写真が貼られる。
すると、ちょっとしたトリックアート(この言葉はNGワード)のようになる。

これだな、と思った。
このネタでいけば間違いないだろう、と。

「写真を撮る少女」「穴から顔を出す犬」
この二大要素を余すことなく活かし、かつ画的にも良い。
「しっくり嵌まった良いネタが書けた」と、かなり高い自己評価を下していた。

そして、4位。
ううむ、確かに、4位ぐらいのネタかもしれない。
省察してみると、そこまでの破壊力や面白さはなかった気がしてきた。

この変化は、時間の経過によって客観性が増した所為だろうか。
それとも、4位という事実を受けて価値観が矯正された所為だろうか。

いずれにせよ、たとえ表彰台にのぼれていたとしても、
ぎりぎりなんとかやっとこさ、という感じだったに違いない。
そう考えると、4位になったことは、何ら不思議ではない。

結果的に4位となったネタであっても、そうはならなかった可能性を含む。
つまり、「1~7位ぐらいに位置しそうなネタ」だったということだ。

確実に表彰台を取るためには、それ相応のネタが必要だ。
「どう転んでも表彰台」という、高い位置で安定するネタが。

今回のネタは、そうではなかった。
多くの採点者を笑わせる力がなかった。
だから4位。納得の4位。

��位のネタが、べとん氏のものだと知って、驚いた。
「こういう引き出しもあるのか」という驚きだ。
器用な人だとは思っていたが、あの方向でもネタを書けるとは。

特に驚いたのは、「三脚」「三親等」のくだりだ。
あの発想が何なのか、どこから出てきたのか、不思議でならない。
犬が家の中で三回折れ曲がっていることの伏線なのだろうか。

ふと、以下のような話を思い出した。

面白い短編小説を書ける人は、面
白い長編小説も書ける。
面白い長編小説を書ける人が、面白い短編小説を書けるとは限らない。

べとん氏が長文で1位をとったのは、こういうことなのかもしれない。

僕も頑張ろう、と思った。
長文で対抗する、という意味ではない。

「ジャス智ってこんなネタも書けるんだ」
そう思われるネタを書こう、という意気込みだ。