2010年11月4日木曜日

第1446回

第 1446 回のお題 (出題:アナルホッケー)
『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』

(   )内に入る言葉を教えてください


[56位]ジャスティス智彦

おちこんだりもしたけれど、私は魔法じゃなくて拳銃が大好きです。

37.00 ptt [51.44](58.96%) Rate:0.47Up!!

現在のレート:1732.60(極微増。笠地蔵。灘志望。髭偽装)


お題の元は、ジブリの『魔女の宅急便』だ。
(   )の中には、「げんき」が入る。
作品のキャッチコピーであり、糸井重里・作だ。

採点期間内に、ネタ一覧を見てヒヤっとした。
自分のネタが全体のリズムを壊していたからだ。

ここでいう「全体」とは、僕のネタの「全文」のことではなく、
「投稿されていた全てのネタ」を指す。

原因は、お題の穴埋め部分以外についてもネタに含めていた点にある。
つまり『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』の部分、
いわば「枠」のようなところもネタとして書いた、ということだ。

無論、それ自体が悪いことではないと思う。

例えば「枠」も含めたほうがネタとしてのリズムが良くなる場合。
例えば少しトリッキィな「枠」の使い方をする場合。

「枠」があることで、ネタ自体は読みやすくなる、ということはままある。
ルールとしても、「枠」はネタに書かない、なんてものはないだろう。

ただ、それが少数派だった場合は、話が別だ。
全ネタのうちほとんどが「枠」を含めて書かれていない場合、
1つ1つネタを読んでいったときに、間(ま)が悪くなる恐れがある。

今回、他の採点者の方はどうだったか分からないが、
少なくとも自分では、自分のネタが採点リズムに悪影響を及している、
といった感覚を少々ではあるものの覚えた。

誤解をしてほしくないが、ここで僕言いたいことは、
ネタの点数(順位)があまり良くなかったのは「枠」も書いた所為だ、
ということではない。

ただ、「枠」の有無による影響を考慮していなかったという、
自分の浅慮さや気遣い不足を危険視しているだけである。
下手をしたら、もっと悪い順位でも全くおかしくなかっただろう。

さて、ハッキリ言って、今回は救われている。ラッキィだった。
それは、以下の採点者別点数を見ることで確認できる。

---------------------------------------------------------
しらす(3.1)/すり身(1.8)/パン屋再襲撃(2.7)/顔の偏差値45(2.9)/
イグリット(3.9)/さかも党<駄作王>(2.2)/夜明けがやってきた(2.0)/
べとん(9.1)/便座と共に生きる(5.6)/ジャスティス智彦(3.7)
---------------------------------------------------------

なんとか中位に留まれたのは、明らかにべとん氏のおかげだ。
この9.1点がなければ、30ptsぐらいにしかならず、
100位オーバー間違いなしだっただろう。

推論にはなるが、べとん氏が高得点を付けてくれた理由を、
以下に、2つ挙げてみよう。

1.べとん氏は『魔女の宅急便』という要素を比較的重く考慮した
2.べとん氏も「枠」まで含めてネタを書いていた

「1.」については、[キキは戦わない(べ)]というコメントからの推論。
「魔法じゃなくて拳銃が大好き」という僕のネタは、
『魔女の宅急便』を強く意識して書いたものなので、
これをしっかり拾ってくれ、高評価してくれたことは嬉しい。

そして、何を隠そう、僕自身も今回採点を行ったわけだが、
お題の元が『魔女の宅急便』であるという事実に、かなり引っ張られている。
これについては、「採点感想」のエントリィに詳細を書く。

「2.」についても、多少影響があったのではないか、と思う。
(あるいは、悪影響がまったくなかった、ということになるだろうか)

[65位]べとん
おちこんだりもしたけれど、私は2人で1人じゃないです


上記のように、「枠」付きである。
べとん氏自身がこうしたネタの書き方をしていたことで、
同じようにしていた僕のネタを採点するときに、
ある種の共感のようなものを覚え、多少甘くなったのかもしれない。
(ちなみに僕はべとん氏のネタに3.1点しか付けていない。申し訳無し)

さて、特に長い文章を書くつもりはなかったが、
ツラツラと書いていたらいつの間にか長くなってしまった。

とにかく今回学んだことは、
「採点者がネタ一覧を読むリズム」というものを、
ある程度考慮しておこう、ということだ。

1 件のコメント:

  1. SECRET: 0
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    エスパーのジャス智さんこんにちわ
    完全におっしゃる通りです
    僕は今回のお題には「魔女が魔法を使えなくなりました」というフリが含まれていると解釈しました
    これは魔女の宅急便の中盤あたりのストーリーですね
    その上で採点をしたのですが、ほとんどのネタがただの面白自己紹介の中、ジャス智さんのネタだけがこのフリにぴったり嵌っていたのです
    「魔法が使えなくなったキキを慰めるパン屋のおばさん、相手にせず拳銃片手に出かけるキキ」
    これほど面白い情景はないでしょう
    しかし、採点者のほとんど(僕以外)は冒頭のフリを全く考えていなかったと思います
    ですから「ただの拳銃好き」としか見てなかったのだと思います
    お題のどこかに「魔女の宅急便」って単語が含まれていれば違った結果になったのではないでしょうか
    ちなみに僕自身のネタは黒猫のジジやトンボに対するキキの暴言です
    誰も拾ってなかったと思いますが、これは表現不足だったと反省してます
    なので3.1点で問題ないです。おちこんだりもしたけれど
    それでは。失礼しました

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