朝も夜も、僕らの夏を熱くしてくれた。
1つ、2つ、3つ――桃色のネタが咲き乱れ、
4つ、5つ、6つ――桃色の戦士が沸き狂う。
今宵、ここに7つ目の息を吐こう。
これが、「桃色吐息」についての、最後のエントリィだ。
あるところに、少年少女達がいた。
好きなネタを書きたい。心の奥底を表現したい。
彼ら彼女らは、そんな願いを持っていた。
だが、世界はそれを許さなかった。
何故なら、その少年少女達の心は、ひどく濁っていたからだ。
チ○コで勝負したい。いや、マ○コのほうがいいかもしれない。
いやいや、ここはス○トロ系で攻めるべきに違いない。
オ○ニー、セッ○ス、ア○ル、ザー○ン、○ッパイ、○ーション。
そんな言葉を並べるには、世界はあまりにも綺麗だった。
その上、少年少女達は、実は結構いい大人達だった。
僕たちの居場所はどこにあるんだ?
私たちはどうやって生きていけばいいの?
少年少女達は路頭に迷い、顔を伏せ、日の光に怯え、
それでも愛に飢えながら、いつか来るその時を待っていた。
暗い道を通り抜け、辛い過去を振り払い、
傷い胸を撫で摩り、苦い日々を耐え忍び、
そして――2010年7月がやってくる。
「大喜利マッチメイキング主催 新人QP桃色吐息」
少年少女達が待ち焦がれた未来が、現実となった。
下ネタのみが善となる、下ネタのみのお笑いバトル。
ルールは単純だったが、それで十分だった。
想いは堰を切り、頭の中は下ネタで一杯になった。
朝も下ネタ、昼も下ネタ、夜も下ネタ。
電車で下ネタ、バスで下ネタ、会社で下ネタ、学校で下ネタ。
食卓で下ネタ、お風呂で下ネタ、ベッドで下ネタ。
夢の中でさえも、いつも傍には下ネタがあった。
本当に、楽しい毎日だった。
愛や喜びや、色々なものが溢れていた。
夢や希望や、色々なものが膨らんでいた。
大会は終わってしまったけれど、皆の笑顔は消えなかった。
hiroshi_1979_1979さん、ありがとう。
新人QPさん、ありがとう。
また逢いましょう。必ず、また逢いましょう。
少年少女達は、誓い合った。
いつの日か、再び世界を下ネタで満たそうと。
3年先か、5年先か、10年先かは分からない。
それでも、この想いが消えることは二度とないだろう。
おじいちゃんになっても、ずっと下ネタ。
おばあちゃんになっても、きっと下ネタ。
いつの間にか秋が深まり、冬の足音が近づいてきた。
少年少女達は昔のように、日の当たらない場所を生きている。
想いを潜め、願いを隠し、静かな毎日を歩いている。
桃色の明日に、夢を重ねながら――。
-完-
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返信削除PASS: d3013a130772a38f210bbfd25b7c1c0c
[色:FF00FF]遅くなりましたが数多くの記事紹介本当に有り難う後座位ました♪っ
ずっと拝見しておりましたがこんな糞真面目なブログにワテみたいな【ならず者】が果たしてコメントしていいものやら長考しておりました。
まっ、タマタマ相棒の【ひだ公】が糞もオモロないコメントを入れてましたのでワテもついでに・・・
▼桃色吐息
ワテのラスト投稿で言いたい事は全部吐き出したのでここで感想を述べるのは控えますわ
主催「下ネタはどこまで通用するのか、どれだけの人に愛されているのか、この永遠のテーマを解き明かすために決行したといってもかごんではありません。」
つははっ、なんか主催が最後に訳の分からん事を言ってますが
この企画で【ジャスティス智彦氏】に出会えた事だけで十分でんな(>_<)ヽ ナケルゼェ
んじゃ股、いつの日か『桃色吐息2』でお会いしましょう、長い間付き合って頂き39ね♪っ[/色]