2010年11月22日月曜日

第1458回

第 1458 回のお題 (出題:ふかし)
我慢しきれなくなってつい上司に言ってしまった一言


[62位]ジャスティス智彦

この島では上司も部下もない。 俺たちはみんなサバイバーだ


37.09 pts [51.22](55.47%) Rate:4.71Down...
現在のレート:1786.06(微減。まだ1800は射程圏内)


今回、ネタの投稿期間がタイムアップを迎えてから、
「ああ、やってしまった」と、ものすごく後悔をした。

なんてつまらないネタを送ってしまったんだろう。
「スベりそうな臭い(スベル・スメル)」がプンプンだった。
3桁順位にはならなかったが、自分の中では同様のショックがある。

ネタを投稿するにあたって、いつもとは違うプロセスを踏んだ。
通常、「複数のネタを用意して、そこから選択する」という手順だが、
今回は「取りあえずネタを投稿して、必要に応じて上書きする」方法だった。

主な理由は、「時間がなかった」ということだ。
投稿期限までの時間が残り少ない状態で、ネタを書く必要があった。
したがって、未投稿を避けるために、ネタのセットを緊急で行った。

まずセットしたのは、以下のようなネタだった。

その契約書、本当に例のドラゴンに燃やされたんですか?

「ドラゴン」というファンタジー要素を盛り込んだネタだったが、
自分自身では、あまり気に入ることができず、上書きの必要性を感じた。
今思えば、このネタで勝負したほうが、まだマシだったかもしれない。

この時点で、残り時間は15~20分程度だっただろうか、
そんな状況で書かれた次のネタは、なぜか以下のような長文だった。

部下「部長! 思い出して下さい、私はあなたの部下です!
   上司と部下の絆は、記憶喪失なんかに負けたりしない!!」

上司「ブ……カ……?」

部下「そうです! 部下です、部下ですよ!
   思い出してくれましたか、部長!」

上司「お、おおおおお。そうだブカだ。ブカだよブカ!
   このズボンも、この革靴も、何もかもブカブカじゃないか!」

部下「部長……あなたは今、全裸です」


このネタは、自分では気に入っていた。
しかし、こんな適当に長文を書くのは良くない、と思った。
「長文はじっくり書く」という僕の基本姿勢に反していた。
後になって見返してみると、このネタでは3桁順位だったと思う。

この時点で、もう、残り時間は5~10分程度だったと思う。
そんな中、次に書いたネタは、以下のようなものだった。

契約王に、俺はなる!

ここにきて、最悪のネタが飛び出したわけだ。
「ONEPIECE」のパロディ。「海賊王」を「契約王」にしただけの安直さ。
しかし、しっかり上書きをし、このネタがセットされてしまった。
この時の精神状態で犯罪を行っても、裁判では無罪になったと思う。

どうしよう、どうしよう。
ほとんどパニックを起こしているかのようだった。
キーボードに置いた手は、無意味に震えていた。

このままではいけない、という想いがあった。
そして、最終的に投稿したネタが書かれることとなった。

この島では上司も部下もない。 俺たちはみんなサバイバーだ

2~3分程時間が残っていたので、過去ネタも検索した。
「サバイバー」という単語は、一度も使われていなかった。
そのことが、思考を停止させ、行動を抑止した。

駄目なネタだな、と心底思う。
そもそも、上司の台詞のようにも見える。
ちなみに、「島」「国」「町」のどれにするか、一瞬迷った。

いつも、ネタを考えて書くことには、30分もかかっていないと思う。
しかし、残り時間が30分であるということは、焦りに繋がった。
時間が人に対して持っている支配力を感じる、そんな回だった。

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