2010年11月5日金曜日

第1446回採点感想

第 1446 回のお題 (出題:アナルホッケー)
『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』

��   )内に入る言葉を教えてください


10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
ちょうどお題が、ジブリ関連だった、ということもある。

『魔女の宅急便』のキャッチコピーの穴埋めだ。
元は、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」という文。
コピーラーイターとしての糸井重里の腕前は、輝く瞬間がある。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.2):約10%
2点(3.1):約45%
3点(4.0):約20%
4点(5.1):約10%
5点(6.2):約5%
6点(7.4):僅少
7点(8.7):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

上に「ジブリ関連だったこともあり採点した」と書いたが、
僕はジブリ作品が好きだ。普通に好き、という以上に好きだと思う。
特に、ナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女宅あたりの作品は、
大体の場面や台詞を記憶しており、再生可能な状態にある。

そんなこともあり、この回の採点においては、
『魔女の宅急便』の知識が頭の中にあることが、少なからず影響した。
作品に関連するようなネタには、高めに点を入れようという態度だった。

また、本来はその要素を含んでいないかもしれないネタについても、
僕が勝手に「魔女宅に寄せた解釈」をしてしまっている場合がある。
例として、7点を付けたネタを見てみよう。

[15位]tojo
息子さんの治療費を負担するつもりはない


[トンボをキャッチミスしたのかな]というコメントは、僕のものだ。
どういう意味なのか、以下にざっくりと解説を書く。

『魔女の宅急便』の終盤に、飛行船から落ちそうになった少年(トンボ)を、
主人公の魔女っ娘(キキ)がデッキブラシで飛んで行って助ける、
というシーンがある(終盤というよりクライマックスだが)。

上記のtojo氏のネタを見た時、僕の頭にそのシーンが浮かんだ。
「息子さんの治療費を負担するつもりはない」というネタが、
空中でキャッチするはずだったトンボを落としてしまった、
という妄想に繋がったわけだ。キキのトンボの親に対する釈明だと。

「元ネタを知っている」ということは、パロディが機能する大前提だ。
逆に言えば、元ネタを知らないであろう人にパロディをぶつけても、
面白みはまったく生まれず、低得点に沈む場合が多いと思われる。

自分で採点してみて、そのことがよく分かった。
これまでいかに、無謀なパロディネタを投下していたか。

今回の結果を見て、ジブリネタも怪しい、ということを理解した。
パロディネタを書いている人は、ほとんどいなかった。

そうなると、もはや使えるものはないのではないか、と危ぶまれる。
偉人の名言などのパロディも、廃れつつあるように思う。
結局、「パロディ」というジャンルの力が、弱いのかもしれない。

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