第 1445 回のお題 (出題:☆ぶんじろう)
「100万回生きた猫」
100万回で一番多い死因は?
[37位]ジャスティス智彦
猫のニャーと象のパオーンはとっても仲良し
パオーンは長いお鼻でニャーを激しくビンタ
ニャーは死んだ でも すぐに生き返った
パオーンは振り子の要領でニャーを逆からビンタ
ニャーはまた死んだ でも またすぐ生き返った
ニャーとパオーン やっぱり仲良し
41.06 pts [57.78](78.44%) Rate:11.08Up!
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悪くはない――が、煮え切らない。
今回の結果を受けて、そんな心境にある。
期待していた、ということだろう。
正直、手応えを感じていた。
なかなか良いネタが書けた、と。
系統としては、「ループもの」に該当するだろうか。
100万回の中でも最も多い死に方なのだから、
システマティックかつコンスタントなものを想定した。
振り子の要領でバンバン死ぬ、というアイデアはすぐに出てきた。
それを捏ね繰り回し、加工した結果、投稿したネタとなった。
お題を考慮し、童話風の文体にもチャレンジしてみた。
なかなか巧くまとまった、と思っていた。
長文というほど長くはないので、冗長さは回避できたはず。
童話っぽさは、読み易さにも繋がっていたはず。
しかし、思っていたほど、順位は良くなかった。
原因を考えると、やはり「狙いすぎ」ということになるだろうか。
「面白さ」を演出しようという気配が色濃く出ていたのかもしれない。
ここに、難しさと、やり甲斐がある。
面白さは当然盛り込みつつ、気配や匂いは抑え込む。
厭らしさを感じさせず、爽やかに笑いを取りにいく。
そうした難題を超えた先に、安定した高順位が待っているに違いない。
ネタを書く。
それだけなのに。
奥深い。
100万回ネタを書こうとも、きっと終わりはこないだろう。
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