2010年11月29日月曜日

第1461回

第 1461 回のお題 (出題:こむぎむ)
d1461.jpg
画像で一言

[73位]ジャスティス智彦

並べ替えると「腸内で増しているせい」となるので、つまりそれが原因


35.92 pts [49.57](48.57%) Rate:8.19Down...
現在のレート:1784.57(やや後退。このままずるずる下がりたくない)

お題の系統としては、画像お題的とは言い難い。
「まるで成長していないと思った理由」という感じか。

しかしながら、妙なやりにくさを感じた。
ネタを考えていく道筋が見えてこなかった。
その結果としての、アナグラムである。

アナグラムネタは、第1388回でも使った。
その時は10位入賞だったが、それはアナグラムパワーだけでなく、
長文として仕立て上げたことを評価された、という印象だった。

そこで今回は、あまり飾り付けをせずに、シンプルに攻めたのだが、
単に「語順を替えて言葉をつくった」だけのネタにしかならず、
肝心の「面白さ」をまったくもって演出することができなかった。

この順位になってしまったのは、やむを得ないだろう。
小手先だけではどうにもならない、ということを再認識した。

話は替わるが、「つまりそれが」は便利な接続詞だ。
順接の中では、かなりポテンシャルが高いように思う。

・昨日の明後日、つまりそれが明日
・行って帰ってくる、つまりそれが往復
・オタマジャクシが成長した姿、つまりそれがカエル
・この温かい気持ち、つまりそれが愛

どんな平凡な文章でも、「つまりそれが」を付けると、
なんだかそれっぽい感じが出て、スパイシィになる。

いや、なってないか。
ネタの中で接続詞を使うのは、あまり良くないと思う。

2010年11月26日金曜日

第1460回

第 1460 回のお題 (出題:風の迷路)
手荷物検査を拒否した理由


[75位]ジャスティス智彦

ちょっと検査したぐらいで気を許すような軽い荷物だと思われたくない


35.25 pts [48.60](46.76%) Rate:10.22Down...
現在のレート:1792.76(やや後退。1800を逆突破)


このネタでは、こうなって当然。
下記のネタとも、妙なカブり方をしていた。

[116位]SAGA
求められたらすぐにバッグを開くような軽い女とは思われたくない


これは、普通のカブりとは性質が異なるように思う。
型や文体は同様だが、細かな視点は違うのではなかろうか。
変化球を採用した僕のほうが、やや救われたな、という印象。

ただ、このカブりは、点数や順位に大して影響していないだろう。
こうし
た影響以前の問題として、そもそものネタが全く良くなかった。

今回のネタを書くにあたって、幾分時間的余裕があったので、
「手荷物検査拒否」というお題条件に合致するネタを多面的に検討した。
具体的には、以下のように、アプローチを整理していった。

●アプローチ1:見られたくないものがある
例1-1)鞄の中のカジキマグロを見られたくない
例1-2)ポルポから受け取ったライターを隠す必要がある
例1-3)プーさん「この蜂蜜が小便と片栗粉の混合物だってバレちゃうよぉ」

●アプローチ2:注目を集めようとしている
例2-1)検査員の注意を引き付け、全裸の仲間を素通りさせようとしている
例2-2)いったん相手の気を引き付けてから、おしっこを漏らす

●アプローチ3:急がなければならない理由がある
例3-1)機内トイレを一番最初に使うのは、俺でなければならないのだ!
例3-2)搭乗までの時間が30秒を切ると飛行機系のポルノが貰える

●アプローチ4:検査員に何かしらの問題がある
例4-1)お前さては検査員なんかじゃないな! 誰だ!?
例4-2)検査員 素手でハチミツ ペーロペロ 汚らしいので 検査拒否する

●アプローチ5:検査しなくてもいいと思った
例5-1)これ実は荷物じゃなくてピモトゥなんですよ
例5-2)中田英寿、意表を突くキラー顔パスは空港警察に通用せず
例5-3)女性誌の特集で読んだ「40歳からの顔パス方法」でいけると思った

●アプローチ6:その他
例6-1)「草」を「機内」に持ち込んで、「きなくさい」旅行を楽しみたい
例6-2)パクパクモグモグ検査員おいしー


投稿前に行うこのような分類は、非常に楽しい。
こうやって、ブログのネタにもなる。

ちなみに、例1-3、例4-2、例5-3、例6-1が投稿候補となっていた。
例1-3については、変則系として以下のような長文も検討していた。

続いてのニュースです。

今日未明、東京都の羽田空港内において、手荷物検査を拒否しゲートを強行突破しようとした男が、空港警察によって現行犯逮捕されました。

目撃者からの情報によりますと、男は全身を黄色いペンキで塗り染め、全裸に赤いピチピチのTシャツを着ただけという猥褻極まりないな格好をしていたとのことです。また、別の目撃者からは、男が直径15センチ程度の壷を持っており、自分のことを「プー」と名乗っていた、との情報も入っています。

警察の調べに対して男は、「手荷物検査を拒否したのは、ハチミツがたっぷり入った壺を取られたくなかったから」と答えているようですが、その後の調査では、男が所持していた壷の中身からは、尿、片栗粉、ゲル化剤(ペクチン)しか検出されず、男の供述内容との食い違いが指摘されています。

この事件については、警察や空港関係者、夢の国関係者からの追加情報が入り次第、続報をお伝えいたします。


この長文は、長文である意義を感じなかったので、ボツにした。
単にニュース形式を使いたかっただけ、という自己省察がある。

さて、ここまで色々やった挙句、投稿したネタは以下の通り。

ちょっと検査したぐらいで気を許すような軽い荷物だと思われたくない

何でこれにしたのだろうか、と自分でも疑問を抱く。
上に挙げたネタでは、どれも危うさを感じたのだろうが、
それにしても、このネタに落ち着くという帰結は理解しがたい。

少し捻ってあるように見えるが、全然足りていない。
「気を許すような」→「持ち込みOKになるような」ぐらいはしないと。

レートを意識し始めてから、簡単にGOサインが出せなくなった。
以前なら何のためらいもなく投稿していたネタで勝負にいけない。
滑るんじゃないか、理解されないんじゃないか、という疑念が付き纏う。

しかしながら、これは良い影響と言える。
「ネタを考える」ということに真剣に向き合い始めた証拠だ。

漫然と投稿を繰り返すだけは、意味がない。
悩み、迷い、選び、スベり、分析し、省察し、次に活かす。
強い意識を持たなければ、いつまでも腕は上がらない。

こうした毎日が自分にとってプラスになっている、という実感はある。
たまに気を抜くことも大事だが、基本的には気を張って生きたい。
��「生きたい」は誤変換ではなく、意図して使った漢字だ)

ああ楽しい。
踊りたい気分だ。

コメントへの返答その6

有り難いことにコメントをいただいているので、
手が動くうちに、これに返信をしようと思う。

-------------------以下、テンプレート-------------------
●【コメントを戴いた記事】
[Title/名前/コメント書き込み日時/Webサイト(ある場合)]
��コメント本文


コメントへの返答 by僕(ジャスティス智彦)
-------------------以上、テンプレート-------------------

●【この記事】に対するコメント
・No title/ひだまり/2010-11-08 12:17
��「損をする」という考え方が素晴らしいなぁ。智彦ブログ大ファンなのでこれからも楽しみにしてるよ。


どうもこんにちは。
コメントありがとうございます。

「全て含めて大喜利の楽しさだと思わなければ、損をする」
という僕の記述に対して賛同していただき、嬉しく思います。

特に深い意味が込められているわけでもないのですが、
納得いかないことも、苦難や苦境も、全てひっくるめて、
自分を高める糧にしていけたらな、と思っています。

「智彦ブログの大ファン」という非常に光栄なお言葉をどうも。
「マニアックですね」としか返せません。勿体ないです。

僕のことを「智彦」と書いていらっしゃるということは、
ボケ天時代にご一緒した、ということでしょうかね。
それとも、特に他意はなく、先頭の2文字を使っただけしょうか。

ネタボケにおいての僕を主として知っている方は、
「ジャス智」や「ジャスティス」と書くような気がするので。

それはさておき、今後とも当ブログを宜しくお願い致します。


●【この記事】に対するコメント
・【安易な駄洒落王】/新人QP/2010-11-15 19:00/URL
>遅くなりましたが数多くの記事紹介本当に有り難う後座位ました♪っ

��ずっと拝見しておりましたがこんな糞真面目なブログにワテみたいな【ならず者】が果たしてコメントしていいものやら長考しておりました。

��まっ、タマタマ相棒の【ひだ公】が糞もオモロないコメントを入れてましたのでワテもついでに・・・

��▼桃色吐息
��ワテのラスト投稿で言いたい事は全部吐き出したのでここで感想を述べるのは控えますわ

��主催「下ネタはどこまで通用するのか、どれだけの人に愛されているのか、この永遠のテーマを解き明かすために決行したといってもかごんではありません。」

��つははっ、なんか主催が最後に訳の分からん事を言ってますが
��この企画で【ジャスティス智彦氏】に出会えた事だけで十分でんな(>_<)ヽ ナケルゼェ

��んじゃ股、いつの日か『桃色吐息2』でお会いしましょう、長い間付き合って頂き39ね♪っ


どうも、こんにちは。
コメントありがとうございます。

「桃色吐息」の記事は、書いていて本当に楽しかったです。
それは、企画自体が、本当に素晴らしいものだったからでしょう。

楽しすぎてついつい調子にのってしまい、
「安易な駄洒落」など失礼な言葉を遣ってしまいましたが、
悪気はまったくないので、大目に見てくだされば有り難いです。

「糞真面目なブログ」と評されていますが、
本人にはそのつもりはないので、何を書いても大丈夫です。
真面目に見える部分は、真面目にふざけているだけですよ。

新人QPさんのネタには、前々から注目しておりました。
淡々と、堂々と、臆することなく下ネタを繰り出していく様は、
下品さを通り越してスタイリッシュにすら見えてきます。

「すごい人がいるなぁ」と、ただただ感心するばかりでした。
尊敬や憧れの対象でしたので、こうしてコメントいただくことができ、
「桃色吐息」に参加して良かったな、と大変嬉しく思っています。

『桃色吐息2』の開催、楽しみにしております。
その時は優勝できるように、日々精進したいと思います。

宜しければ、今後も当ブログに遊びに来てください。

2010年11月24日水曜日

第1459回採点感想

第 1459 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1459.jpg
画像で一言


例によって、10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
最近、自分が「画像お題恐怖症」なので、その治療という意味もある。
点数を付けながら、「対画像お題ネタ」の勉強をしたわけだ。

お題の画像について、事前に調べてみた。
単純に気になったからだ。

「L.AGASSIZ」という人名で検索をしたところ、
Wikipediaに、この人物の情報が詳しく記載されていた。
��URL:http://en.wikipedia.org/wiki/Louis_Agassiz)

以下のように、この「落下石像」は、有名なものらしい。

---------------------------------------------------------
Agassiz_in_the_Concrete.jpg


After the 1906 San Francisco earthquake, Stanford President David Starr Jordan wrote, "Somebody – Dr. Angell, perhaps – remarked that 'Agassiz was great in the abstract but not in the concrete.'"

---------------------------------------------------------

英語の説明を、簡単に訳すと、以下のようになる。
��一部、若干意訳しているところもある)

---------------------------------------------------------
1906年のサンフランシスコでの地震の後、スタンフォード大学の学長David Starr Jordanは、「誰かが-おそらくDr. Angellが-『Agassizは理論的学問においては素晴らしかったが、コンクリートには弱かった』と言っていた」と書き記した。
---------------------------------------------------------

「abstract」と「concrete」の対比が、気の利いた点である。
普通に訳せば「抽象」と「具体」だが、上記のコメント文の中では、
石像がコンクリートにめり込んだことを揶揄するような意味になっている。

こんな風に、画像にまつわる情報を得たところで、
それを採点に影響させるというわけでもないのだが、
何気ない画像にもドラマがあるということが、面白いと思った。

さて、採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.0):約10%
2点(3.0):約50%
3点(4.1):約30%
4点(5.4):約10%
5点(6.7):僅少
6点(8.2):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

正直なところ、いつもと比して不作感が否めなかった。
カブりが異常に多かった、ということもある。

個人的には、単語ネタが良い感じだな、と思った。
例えば、以下のようなものだ。

[10位]田端KORO
近道

[42位]長谷川なぁみ
ヘッドホン

[50位]鈴木以外数人
行商


画像お題の場合、台詞的・説明的なネタが多いと思うが、
単語をビシっと決めるネタには、独特の切れ味があり、好印象だ。

これは、「絵画のタイトルを付ける」ということに似ていると思う。
複雑な絵画に一言で意味付けをする、という高度な作業だ。

「この絵(写真)に名前を付けてください」というお題が、
今後増えてきても面白いかもしれないな、と思った。

第1459回

第 1459 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1459.jpg
画像で一言

[15位]ジャスティス智彦

娘を転ばせた穴に戦いを挑む

47.63 pts [64.94](90.67%) Rate:16.92Up!!

現在のレート:1802.98(なかなか増。勢いのままに1800を突破)


入賞には至らなかったが、15位は満足に値する。
自分にとって鬼門となっていた画像お題での、この順位。
その事実が、安心感や納得感に繋がっている。

ネタ自体は、さらっと書き上がった。
考えすぎず、シンプルにいくことを心がけた。
苦手なお題の時は、単純に攻めるのが無難と言える。

実のところ、最初は、以下のようなネタを書いていた。

足湯

しかし、当たり外れが大きそうな気がしたので、避けた。
この回避は、懸命だったと事後評価して良いだろう。
下記のネタとも、ややかぶっていた。

[84位]ニャッパー改
頭湯


ふと気になったが、「足湯」と「頭湯」では、
どちらのほうが高い点数を得ることができるのだろうか。

これに対する点数の付け方で、
採点者の特性が見えそうな気がする。

それはさておき、レートが1800越えた。
スタートが1500なので、20%増量というわけだ。

1750という中途半端な壁としばらく戦っていたこともあり、
今回でスルスルと突破してしまったことに、妙な心地悪さを感じる。
「あれ、いいのかな」と、あまりのすんなり加減に戸惑う気持ちだ。

しかし、喜んでいいことだと思う。
自分の中で、1800台は「レートが高い」というイメージがあった。
ひとつの目標点として、1800という数字は意識していた。

これによって、ひとまず、本当にひとまずだけれど、
上の段階(上位階層)に参入できそうな位置にきたように思う。

当面は、下に落ちないようにするということが目標となるが、
良いネタを書けばまだまだ上昇していけると思うので、
飽くなき向上心を抱き、次の段階へと歩を進めていきたい。

2010年11月22日月曜日

第1458回

第 1458 回のお題 (出題:ふかし)
我慢しきれなくなってつい上司に言ってしまった一言


[62位]ジャスティス智彦

この島では上司も部下もない。 俺たちはみんなサバイバーだ


37.09 pts [51.22](55.47%) Rate:4.71Down...
現在のレート:1786.06(微減。まだ1800は射程圏内)


今回、ネタの投稿期間がタイムアップを迎えてから、
「ああ、やってしまった」と、ものすごく後悔をした。

なんてつまらないネタを送ってしまったんだろう。
「スベりそうな臭い(スベル・スメル)」がプンプンだった。
3桁順位にはならなかったが、自分の中では同様のショックがある。

ネタを投稿するにあたって、いつもとは違うプロセスを踏んだ。
通常、「複数のネタを用意して、そこから選択する」という手順だが、
今回は「取りあえずネタを投稿して、必要に応じて上書きする」方法だった。

主な理由は、「時間がなかった」ということだ。
投稿期限までの時間が残り少ない状態で、ネタを書く必要があった。
したがって、未投稿を避けるために、ネタのセットを緊急で行った。

まずセットしたのは、以下のようなネタだった。

その契約書、本当に例のドラゴンに燃やされたんですか?

「ドラゴン」というファンタジー要素を盛り込んだネタだったが、
自分自身では、あまり気に入ることができず、上書きの必要性を感じた。
今思えば、このネタで勝負したほうが、まだマシだったかもしれない。

この時点で、残り時間は15~20分程度だっただろうか、
そんな状況で書かれた次のネタは、なぜか以下のような長文だった。

部下「部長! 思い出して下さい、私はあなたの部下です!
   上司と部下の絆は、記憶喪失なんかに負けたりしない!!」

上司「ブ……カ……?」

部下「そうです! 部下です、部下ですよ!
   思い出してくれましたか、部長!」

上司「お、おおおおお。そうだブカだ。ブカだよブカ!
   このズボンも、この革靴も、何もかもブカブカじゃないか!」

部下「部長……あなたは今、全裸です」


このネタは、自分では気に入っていた。
しかし、こんな適当に長文を書くのは良くない、と思った。
「長文はじっくり書く」という僕の基本姿勢に反していた。
後になって見返してみると、このネタでは3桁順位だったと思う。

この時点で、もう、残り時間は5~10分程度だったと思う。
そんな中、次に書いたネタは、以下のようなものだった。

契約王に、俺はなる!

ここにきて、最悪のネタが飛び出したわけだ。
「ONEPIECE」のパロディ。「海賊王」を「契約王」にしただけの安直さ。
しかし、しっかり上書きをし、このネタがセットされてしまった。
この時の精神状態で犯罪を行っても、裁判では無罪になったと思う。

どうしよう、どうしよう。
ほとんどパニックを起こしているかのようだった。
キーボードに置いた手は、無意味に震えていた。

このままではいけない、という想いがあった。
そして、最終的に投稿したネタが書かれることとなった。

この島では上司も部下もない。 俺たちはみんなサバイバーだ

2~3分程時間が残っていたので、過去ネタも検索した。
「サバイバー」という単語は、一度も使われていなかった。
そのことが、思考を停止させ、行動を抑止した。

駄目なネタだな、と心底思う。
そもそも、上司の台詞のようにも見える。
ちなみに、「島」「国」「町」のどれにするか、一瞬迷った。

いつも、ネタを考えて書くことには、30分もかかっていないと思う。
しかし、残り時間が30分であるということは、焦りに繋がった。
時間が人に対して持っている支配力を感じる、そんな回だった。

2010年11月21日日曜日

第1457回

第 1457 回のお題 (出題:よく濡れたK)
これだけは許せないアパートの欠点とは


[3位]ジャスティス智彦

月に1回住人全員で「ウィ・アー・ザ・アパート」の合唱をする

50.25 pts [71.78](98.44%) Rate:32.91Up!!

現在のレート:1790.77(さらに急増。一気に接近1800)


連続入賞をしたのは、初めてだ。
しかも、3位。第1417回以来、久々の表彰台だ。

レートが一気に30以上増加し、1800台が見えてきた。
1750の壁に苦戦していた日々が鍛錬になったのだろうか。
無論、直滑降コースも存分にあるので、十分注意したい。

ネタの内容に触れよう。
はっきり言ってしまえば、アイデア一発である。

元ネタは御存知「ウィ・アー・ザ・ワールド」だが、
「ウィ・アー・ザ・○○」というパロディ自体は、
もう色々な人に考えられ、試されているように思う。
誰にも思いつかない類のアプローチでは決してない。

ただ、「アパート」との相性が抜群だったな、と感じている。
「ワールド」というスケールの大きい印象を有する言葉に対し、
「アパート」という言葉は素朴で慎ましやかなイメージがある。

そして、「合唱」というイベントも、妙にアパートと馴染んでいる思う。
住人は数人~十数人ぐらいだと想定すると、合唱団としても丁度良い。
週に1回のゴミ出し、年に1回の更新料、等々と並んでの、月に1回の合唱。
面倒臭すぎるのでそんなところには住みたくない、と断言したい。

「ザ」じゃなくて「ジ」なのでは、という指摘があるかもしれないと考えていた。
しかし、どうやら杞憂だったらしい。無粋な突っ込みが無くてよかった。
��そもそも必ずしも母音の前の「the」を「ジ」と発音する必要はないらしい)

実際に歌ってみた感じは、「ウィアーザパー」という音が近かった。
英語をカタカナで表記するのは、結構無茶があるな、と思う。

2010年11月18日木曜日

第1456回

第 1456 回のお題 (出題:風の迷路)
「全軍退却ー!」 なんで?

[9位]ジャスティス智彦

相手の武器のほうが縦にも横にも長い

49.31 pts [68.64](95.24%) Rate:26.90Up!!

現在のレート:1757.86(急増で1750再々突破。谷あり山あり)


当たり障りのないネタが巧く嵌まってくれたらしい。
入賞は何度体験しても良いものだ。

投稿したネタは、色々悩んだ末に選択したものだった。
初め投稿
しようとしていたのは、以下のようなネタだ。

・坊主の雑巾掛けが凄いスピードなので、当たると成仏しそう

武士の幽霊が隊をなして寺社を襲撃しようとするが、
掃除をしているお坊さん達の迫力に気圧された、というネタ。

なかなか気に入ってはいたのだが、説明臭さがあり、
なおかつ「幽霊」や「雑巾掛け」など、設定過多に思えた。

いつもそうなのだが、僕のネタは説明臭い部分が多い。
頭に浮かんだ状況をできるだけ的確に伝えようとするあまり、
ネタ自体が長くなってしまい、冗長さや歯切れの悪さが出てしまう。

そんな自己省察もあり、短くまとめよう、という意識が働いた。
その結果としての、「相手の武器のほうが縦にも横にも長い」だ。
「ほうが」や「にも」の所為で、まだ文章が少し長いが。

そこそこ短くまとめつつ、状況はしっかり伝える。
そんな試みが、巧く機能したかな、と満足している。
お題がある程度想像しやすいシチュエーションだったことも大きい。

ただ、きっちり文章を書くようなネタが個人的には好きなので、
そちらの方面でも色々と検討し、スキルの向上を目指したい。
「長いけれど、きちっと読ませるネタ」がゴールだろう。

こうしてレパートリィを広げていこうとしつつも、
一方で、個性を醸し出そうともしなければならない。

探究の道は長く、果てしなく、そして面白い。

2010年11月17日水曜日

第1455回

第 1455 回のお題 (出題:べとん)
娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「○○○」
娘「ごめんなさい」

[44位]ジャスティス智彦

確かに先生の足首は楽しい角度に曲がってたけど、全治6カ月なのよ

39.49 pts [54.93](68.84%) Rate:6.27Up!!

現在のレート:1730.96(微増。傷薬には物足りない)


どう転んでもおかしくないと思っていたので、
レートがプラス方向に進んだだけ良しとしたい。

論理を必要とするお題だな、と思った。
会話が成立するように母の台詞を埋めなければならないのだが、
娘の初めの台詞と、終わりの台詞とでは、かなりの落差がある。

母にどんな種類の台詞を言わせれば、論理的に充足されるか、
以下に例を沿えつつ幾つかのパターンを並べ、検討してみよう。

1.娘の「楽しい」という感情を否定する

娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「こらこら、楽しいことなんてこの世にはないのよ」
娘「ごめんなさい」


2.娘が「楽しい」と感じた内容に触れずに否定する

娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「そんなんで楽しめるなんて、ちっともいやらしくない子ね」
娘「ごめんなさい」


3.娘が「楽しい」と感じた内容に触れつつ否定する

娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「確かに先生の足首は楽しい角度に曲がってたけど、全治6カ月なのよ」
娘「ごめんなさい」

4.娘の話を聞こうとせずに厄介払いする

娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「はいはい、まずはトイレ掃除をしなさい」
娘「ごめんなさい」


5.その他(スカす、意味不明、変則穴埋め等)

娘「今日ね、楽しいことがあったの」
母「モグモグモグモグ」
娘「ごめんなさい」


以上のように、論理面だけを満足させたとしても、
ちっとも面白いネタにはならない点に、難しさがある。

会話の穴埋めはどうしても論理に意識が奪われてしまい、
「どうやって面白い会話をつくり上げるか」が疎かになりがちだ。

僕らは普段から、「意味のある会話」をしすぎているのかもしれない。
あるいは、意味を持たせようと必死になりすぎているのかもしれない。

傍から聞いていてワケの分からない問答にこそ、
意味を超越した面白さが潜んでいるのではなかろうか。

2010年11月14日日曜日

第1454回

第 1454 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1454.jpg
画像で一言

[142位]ジャスティス智彦

先輩、最後に飛ぼうとしたのっていつっすか?  もう5~6年前だな

28.77 pts [38.95](10.76%) Rate:29.6Down...
現在のレート:1724.69(直滑降並みの角度で1750再逆突破)


どういうことだ。142位ってなんだこれ。
葛西紀明の最長不倒142メートル50まであと少しじゃないか。

どういうことだ。28.77ptsってなんだこれ。
「あらまぁ、私のアソコの毛ぐらいボーボーね」でも30.84ptsだったのに。

グスン。グスンスン。
グスススンスンスングッスンススン。
なんで。なんでなんだ。なんでなのさ。

前回の画像お題の時(第1447回)に、やっぱり3桁順位で、
画像お題でもうちょっと頑張りたいって、そんなことを書いた。

それで、僕、勉強した。
過去の画像お題見返して、勉強した。
悔しいから、一生懸命、時間をかけて、勉強した。

その結果が、これなの?

もう、今日は何も書きたくない。
鶏肉もしばらく食べたくない。

2010年11月13日土曜日

第1453回

第 1453 回のお題 (出題:レイン)
迷子の子供がやけに落ち着いている理由

[13位]ジャスティス智彦

「助けて」と「泣いてなんかいるもんか」は英語でも言える

47.71 pts [67.69](92.31%) Rate:20.02Up!!

現在のレート:1754.28(1750再突破。行ったり来たりでゆらゆらり)


なかなか良い順位を取ることができたが、
入賞に届かなかったという点では残念だ。

いつもよりも長く考えて書いたネタだったので、
その分、思い入れが強くなっていた、ということもある。

「○○と××は英語でも言える」という型は、
お題を見てからわりとすぐに決定した方針だ。

迷子の子供は英語圏に旅行に来ている、と考えてもよいが、
日本の中で、周りはほぼ
日本人という環境で迷子になっていたとしても、
「英語が喋れる」という特技が何故か落ち着きに繋がることもある。

子供の思考は、かけ離れた要素同士を妙な理屈で繋げるように思う。
その思い込みの強さというか、根拠のない自信のようなものが、
子供の無邪気さであったり、恐れ知らずなところを支えているのだろう。

さて、「型」は早く決まったと書いたが、
中に入れる言葉は、ちっともそうではなかった。

まずは、前半部の「○○」から。
ここには「助けて」が固定的に入るようにも思えるが、
その意味の言葉をどう表現するか、ということに悩まされた。

・助けて
・お家に帰りたい
・ここはどこなの
・迷っちゃった

結局「助けて」を選択したのは、字数との兼ね合いだ。
後半部に比較的長い言葉を入れることになったので、
それを考慮した結果、前半部には短い言葉を入れることにした。

次に、後半部の「××」だ。
こちらのほうが、長い格闘を要した。

「強がっている」ということを表す言葉にする、ということは、
順調に固まったが、その後の表現調整が非常に難航したのだ。

・泣いてなんかいるもんか
・まだ結構余裕はあるんだけどね
・そんなに困ってはないんだけどさ

そして、「泣いてない」という文の書き方も、
色々と候補を挙げながら、しっくりくるものを探した。

・泣いてなんかいるもんか
・泣いてなんかないやい
・これは涙じゃなくて汗だよ
・これは目にゴミが入っただけだよ

こうした推敲の結果として、投稿したネタとなったわけだ。
これで悪い順位だったら、ダメージが大きかっただろう。

今回のことで再認識した。
単純で分かりやすいネタほど、表現の選択が難しい。

表現は、ネタの面白さの本質ではないのだけれど、
どんなに不味い食材でも味付け次第で美味しいものとなるように、
最終的な点数や順位に与える影響の大きさは時に本質を凌ぐ場合がある。

本質の部分を入念に検討することも大事だが、
それを活かすか殺すかは、表現に因るところが大きい。

これは、社会一般でも言えるだろう。
どんなに良いアイデアでも、相手にうまく伝わらなければ無意味だ。
どんなに想っていても、相手にちゃんと伝えなければ無意味だ。

ただ、社会一般では、言葉以外(ノンバーバル)の要素もある。
態度や表情が評価に影響する点は、ネット大喜利とは異なる。

そう考えると、ネット大喜利の難しさが浮き彫りになってくる。
ネット大喜利はバーバル・コミュニケーションの最高峰だと思う。
ここで鍛えられた表現力は、社会生活でも役に立っている。

言語感覚を磨くという意味で、これほど良い場はないかもしれない。

第1452回

第 1452 回のお題 (出題:時間よ揉まれ)
高校野球の実況で絶対に言ってはいけないこと

[104位]ジャスティス智彦

あの4番打者は近所の人から「ドーピングモンスター」と呼ばれています

32.92 pts [45.35](33.55%) Rate:16.47Down...

現在のレート:1734.27(逆突破。Easy come, easy go)


「急募、コンスタントに3桁順位を取れる人」
という求人が出ていたら、きっと僕は応募資格があるだろう。
働きはしないが、電話ぐらいはしてしまうかもしれない。

さて、今回の失敗原因について語ろうか。
つまりは、「カタカナ固有名詞の組み合わせ」の話だ。

既存のカタカナ言葉を組み合わせて良い感じの響きをつくる、
という試みは、わりとよく見かけるように思う。
僕のネタの中では、今回を含めて以下の2例が該当する。

・ドーピングモンスター
・ハイパーウォシュレット

どちらも順位は悪い。
しかし、個人的には響きが気に入っている。

ここに、問題があるのだろう。
「響きの良さ」は、ネタに採用するには危うい。
その中でもカタカナは、特に、という感じがする。

カタカナは基本的に、「テンションが高い言葉」だと思う。
それは字の形や、英語的な音に起因するのだろう。

この「テンションの高さ」は、自分の精神状態によって、
なぜかグッとくるタイミングがあり、それが心を奪ってしまう。
そして、心を奪われているのは、波長が合ったそのときの自分だけだ。

きっと、嵌まれば点を取れるのだろうが、
採点者にもうまく嵌まってくれる可能性は低い。
カタカナの使用も、制御していかなければ。

気にし始めると、どんどん言葉の遣い方が難しくなってくる。
そのうち、何もかも危険な香りがして尻ごみしてしまうかもしれない。
少しずつ経験を積み重ねても、次々に新しい恐れが出てくる。

「信頼」は、難しい。

2010年11月12日金曜日

第1451回

第 1451 回のお題 (出題:アナルホッケー)
悪魔って普段何をしてるのか教えてください


[33位]ジャスティス智彦

琵琶湖でよく釣れる

41.33 pts [56.77](77.14%) Rate:10.41Up!!

現在のレート:約1750.74(ついに1750を突破。ここをベースにしたい)


前回、汎用ネタについて記述したので、
今回は、その汎用ネタで攻めてみた。

使いどころを間違えたかな、と心配していたが、
そこそこの順位になってくれたので、胸を撫で下ろした。

お題の解釈に、なかなかに悩まされた。
というのも、「普段何をしているのか?」という問いは、
大まかに分けて2つの意味に受け取ることができるからだ。

例えば警察官に「普段何してるの?」と聞いた場合、
「犯罪の捜査」という答えが返ってくる場合もあるだろうが、
「家でゴロゴロしている」という答えの場合もあるだろう。

これは、「普段」が、仕事を示すのか、それとも、
プライベートを示すのか、という違いによるものだ。

個人的には、後者のニュアンスが強いと考えているが、
「誰の普段なのか」によって意味の強弱は変わるように思う。

これを今回のお題で考えて見ると...

・悪魔の仕事における活動等を答える
・悪魔のプライベートにおける活動等を答える

...という2つのアプローチがあることになる。
さて、どうしようかな、と悩んだわけだ。

そして、結局、汎用ネタに行き着いた。
そもそも悪魔の仕事とプライベートの切り分けは難しいので、
何でもいいから当たり障りないところを、という意図もあった。

「琵琶湖でよく釣られている」ではなく「釣れる」と書いた。
悪魔視点ではなく客観的、一般人的な視点のほうが良いという判断だ。

10文字以下のネタは久しぶりに書いた。

2010年11月10日水曜日

七息目

��月初旬に始まった企画は、
朝も夜も、僕らの夏を熱くしてくれた。

1つ、2つ、3つ――桃色のネタが咲き乱れ、
4つ、5つ、6つ――桃色の戦士が沸き狂う。

今宵、ここに7つ目の息を吐こう。
これが、「桃色吐息」についての、最後のエントリィだ。


あるところに、少年少女達がいた。
好きなネタを書きたい。心の奥底を表現したい。
彼ら彼女らは、そんな願いを持っていた。

だが、世界はそれを許さなかった。
何故なら、その少年少女達の心は、ひどく濁っていたからだ。

チ○コで勝負したい。いや、マ○コのほうがいいかもしれない。
いやいや、ここはス○トロ系で攻めるべきに違いない。
オ○ニー、セッ○ス、ア○ル、ザー○ン、○ッパイ、○ーション。

そんな言葉を並べるには、世界はあまりにも綺麗だった。
その上、少年少女達は、実は結構いい大人達だった。

僕たちの居場所はどこにあるんだ?
私たちはどうやって生きていけばいいの?

少年少女達は路頭に迷い、顔を伏せ、日の光に怯え、
それでも愛に飢えながら、いつか来るその時を待っていた。

暗い道を通り抜け、辛い過去を振り払い、
傷い胸を撫で摩り、苦い日々を耐え忍び、
そして――2010年7月がやってくる。

「大喜利マッチメイキング主催 新人QP桃色吐息」
少年少女達が待ち焦がれた未来が、現実となった。

下ネタのみが善となる、下ネタのみのお笑いバトル。
ルールは単純だったが、それで十分だった。

想いは堰を切り、頭の中は下ネタで一杯になった。
朝も下ネタ、昼も下ネタ、夜も下ネタ。
電車で下ネタ、バスで下ネタ、会社で下ネタ、学校で下ネタ。
食卓で下ネタ、お風呂で下ネタ、ベッドで下ネタ。
夢の中でさえも、いつも傍には下ネタがあった。

本当に、楽しい毎日だった。
愛や喜びや、色々なものが溢れていた。
夢や希望や、色々なものが膨らんでいた。

大会は終わってしまったけれど、皆の笑顔は消えなかった。
hiroshi_1979_1979さん、ありがとう。
新人QPさん、ありがとう。
また逢いましょう。必ず、また逢いましょう。

少年少女達は、誓い合った。
いつの日か、再び世界を下ネタで満たそうと。

3年先か、5年先か、10年先かは分からない。
それでも、この想いが消えることは二度とないだろう。
おじいちゃんになっても、ずっと下ネタ。
おばあちゃんになっても、きっと下ネタ。


いつの間にか秋が深まり、冬の足音が近づいてきた。
少年少女達は昔のように、日の当たらない場所を生きている。
想いを潜め、願いを隠し、静かな毎日を歩いている。

桃色の明日に、夢を重ねながら――。

-完-


2010年11月9日火曜日

第1450回

第 1450 回のお題 (出題:アナルホッケー)
��Q700の人がしそうなこと


[22位]ジャスティス智彦

サイコロを振って出た目を100倍したIQで一日過ごす

41.56 pts [59.94](85.62%) Rate:15.61Up!!

現在のレート:1740.32(なかなか増。ホップ・ステップ・次の回)

点数および順位には満足がいく。
レートも15以上増え、1750が近付いた。

しかし、全体的な結果には正直納得がいっていない。
腑に落ちない、というか、これでいいのか、という疑問を感じる。

その原因は、「汎用ネタが多すぎる」という点にある。
今回のお題のキモは、誰がどう見ても「IQ700」だろう。
したがって、これを踏まえた上でネタを書くことが最重要課題だ。

しかしながら、結果の画面を開き、ネタ一覧を眺めたところ、
「IQ700」がまるで活きていないネタばかりだった。

・ものすごく頭がいい人がしそうなこと
・超天才だからこそできる離れ業
・IQ300の人がしそうなこと

上記のどのお題であっても、結果には同じネタが並んだだろう。
それぐらい、広く浅いところを攻めるようなネタばかりだった。
もっと言ってしまえば、「既視感のあるネタ」だらけだった。

そんな中、僕はしっかりと「IQ700」を活かしている、
と言いたいところだが、「それに何の意味がある?」と自問した。

結局、お題に沿う沿わない、あるいはその加減は、
線引きのしようがないのだから、採点者の判断が絶対となる。

汎用ネタであっても、面白ければ良い。
これはもう、至極当然のことだ。
そもそも、何が汎用なのかという基準はない。

負けたくないのならば、もっと良いネタを書くまでだ。
お題の固有要素をしっかり活かし、なおかつ面白いネタ。
それを練り上げればいいだけのこと。単純だ。

今回の結果を見て、僕が不満を感じたことは事実だ。
その勢いで、このエントリィの前半部分は書かれている。

けれど、それは今回たまたま僕のネタが、
お題に沿っている(と自分で思っている)から感じたことであって、
僕だって汎用ネ
タと評価されるようなものを書く場合は沢山ある。

不満を書き殴っている最中にハッとした。
自分が不利になった場合だけ文句を言うのは駄目だ。
全て含めて大喜利の楽しさだと思わなければ、損をする。

今回で、ネタボケでの投稿回数は通算300回となった。
8000回にならないと娘を返してもらえないので、一歩一歩進んでいこう。

コメントへの返答その5

機が熟した、という感覚があるので、コメントへの返答をしよう。
今回は、タイピングに時間がかかりそうな気がする。

-------------------以下、テンプレート-------------------
●【コメントを戴いた記事】
[Title/名前/コメント書き込み日時/Webサイト(ある場合)]
��コメント本文


コメントへの返答 by僕(ジャスティス智彦)
-------------------以上、テンプレート-------------------

●【この記事】に対するコメント
・No title/あ/2010-10-09 00:16
��お前マジでつまんないから。
��雑魚はあんまり偉そうなこと言うなよ。
��それでも、ウザイ解説続けたいなら先に結果出しな。


��ちなみに僕もレート1900代なんで偉そうなこと言えないですけどね


悪口、誹謗、中傷、非難、扇動。
そういった類のコメントをこのブログで初めて受けた。

通常、コメントへの返答には丁寧な言葉を遣っているが、
君には、「対等に」という意味で、普段の言葉を遣おう。

まずは初めまして、と挨拶を。
正直に言うと、君のコメントは僕を苦しめた。
悲しいとか、悔しいとか、そんな気持ちになった。

良い言葉も悪い言葉も多く見られるネット上だけれど、
無名の個人を攻撃するようなことは、あまりないものだと考えていた。

他人のことを鬱陶しく思い、煩わしく感じることはあるかもしれない。
しかし、その人間に対して攻撃するに至るには、エネルギィが必要だ。
「本当にうざい」と思っていなければ、そのエネルギィは湧いてこない。

だから、君は僕のことを、心の底から「つまんない」と思っているのだろう。
僕の書く拙い文章を、相当に「ウザイ解説」だと感じているのだろう。
それは、僕にとって、とても悲しく、すごく悔しいことだ。

「実力のない奴が偉そうなことを書くな」という君の意見は一理ある。
いくら個人のブログとは言え、ネット上で公開しているわけだから、
「読まなきゃいいだろ」というわけにはいかない、と僕も考えている。

一応、誰が読んでも構わないように、気を遣ってきたつもりだった。
偉そうなことを書くこともあるが、許容される範囲内だと思っていた。
それでも配慮が足りていなかった、ということには、素直にお詫びしたい。

ただ一方で、結果を出さなければ意見を発表することは許されない、
という君の主張には、簡単に首肯できない部分がある。

ネタボケにおいて、結果とは恐らくレートのことだろう。
君は1900台(「代」は誤字)だと言い、それでも足りないと示唆している。
それならば、2000を越えることが「結果」ということになるのだろうか。

確かに、レート2000を越えるような実力者の分析・解説には、
説得力があり、機知が満ちており、魅力があるだろう。
そのような例を挙げることも容易にできる。

ただ、例えばレート500の人が書いた解説にも、僕は魅力を感じる。
その人の視座があり、視野があり、視点がある。
その人にしか見えていない世界があり、感性やセンスがある。

あまり良い喩えではないが、富豪は乞食からも学ぶものだ。
僕のような乞食的オオギリストが書いた文章であっても、
わざわざブログに足を運び、読んでくれる人がいる。
応援してくれる人がいる。「面白い」と言ってくれる人がいる。

僕にも、誰かに何かを与えることができている、と思いたい。
この、僕のささやかな幸せを、どうか許してほしい。
気まぐれながらブログを更新することを、見逃してほしい。

もう君がこのブログに来ることはないかもしれないが、
以上のことを、君への返答として書き記しておく。

「あ」と名乗った君のことを、僕は生涯忘れないだろう。


●【この記事】に対するコメント
・No title/べとん/2010-10-17 12:45/
��初めまして!
��実はかなり前からブログ拝見していました

��今回のネタですが僕にはとても面白かったです

��様々な要素が複雑に入り組んでいる、しかし破綻していない
��こういうタイプのネタは大好きです

��採点してるときに「駄洒落だ!」って思って点数つけたんですけど、本当に駄洒落でよかったです
��ちょっと確信が得られてなかったので

��ブログこれからも頑張ってください!


初めまして。
当ブログに足を運んでいただき、ありがとうございます。
タイミング的に、べとんさんからのこのコメントは、とても嬉しかったです。

僕は駄洒落が好きなので、隙を見ては使ってしまいます。
お題を見て最初のアプローチは、ほぼ駄洒落です。
考えるまでもなく、自動的に幾つか湧いてくることもあります。

「様々な要素が複雑に入り組んでいるが破綻していない」と言われると、
そんなに高尚なものでもないので大変恐れ多いのですが、
この回のネタはお気に入りだったので、励みになりました。

もし宜しければ、これからもブログに遊びに来てください。


●【この記事】に対するコメント
・管理人のみ閲覧できます/ /2010-10-18 02:51/
��このコメントは管理人のみ閲覧できます


これはこれは懐かしい方からコメントが。
ブログをやっていると、こういうこともあるんですね。

このコメントは僕(管理人)しか見られない設定だったので、
僕とコメント者以外には何が何やら分からないかと思いますが、
他のコメントへの対応と同じく、この場で返答をさせていただきます。

どうも、お久しぶりです。
5年ぶりぐらいでしょうか?
まだネット大喜利を続けていたんですね。

僕も、性懲りもなく続けています。
大して成長もせず、毎日楽しんでますよ。

よかったら、またブログに遊びに来てくださいね。では。


●【この記事】に対するコメント
・No title/べとん/2010-11-03 17:27/
��エスパーのジャス智さんこんにちわ
��完全におっしゃる通りです

��僕は今回のお題には「魔女が魔法を使えなくなりました」というフリが含まれていると解釈しました
��これは魔女の宅急便の中盤あたりのストーリーですね
��その上で採点をしたのですが、ほとんどのネタがただの面白自己紹介の中、ジャス智さんのネタだけがこのフリにぴったり嵌っていたのです
��「魔法が使えなくなったキキを慰めるパン屋のおばさん、相手にせず拳銃片手に出かけるキキ」
��これほど面白い情景はないでしょう
��しかし、採点者のほとんど(僕以外)は冒頭のフリを全く考えていなかったと思います
��ですから「ただの拳銃好き」としか見てなかったのだと思います
��お題のどこかに「魔女の宅急便」って単語が含まれていれば違った結果になったのではないでしょうか

��ちなみに僕自身のネタは黒猫のジジやトンボに対するキキの暴言です
��誰も拾ってなかったと思いますが、これは表現不足だったと反省してます
��なので3.1点で問題ないです。おちこんだりもしたけれど

��それでは。失礼しました


再びのコメント、感謝致します。
「べとんさん、コメントしてくれないかなぁ」とは思っていましたが、
本当にコメントをしてくれるとは。有難うございます。

べとんさんが『魔女の宅急便』に詳しくて、良かったです。
「ジブリなら大丈夫」という通念が、崩壊してしまうところでした。
もっとも、もう頼れないな、という感じはありますが。

申し訳ないですが、べとんさんのネタは全く拾えませんでした。
「2人で1人」は、そういう意味だったんですね。

ここ最近のべとんさんの活躍には、目を見張るものがあります。
もうすぐレート2000の仲間入り、という位置ですね。

べとんさんのネタは、「大喜利だなぁ」と感心するものが多いです。
コツを掴んでいるというか、「分かっているネタの書き方」というか。
毎回勉強させてもらっていますので、引き続きの活躍をお祈りします。

今後も、当ブログを宜しくお願い致します。

2010年11月8日月曜日

御祭記その1

��→こちら←|のサイトで実施中の企画に参加させていただいている。
「出身サイト対抗 大喜利フェス2010」というのが、タイトルだ。

サブタイトルとして、「自分のフィールド王決定戦」と付いている。
これは、出身サイト別に競って代表者を決める、というシステムが、
予選の段階で導入されていることを反映してのものだ。

僕は、普段「ネタボケライフ」で活動しており、
このブログの記事も大半がそのことについて述べている。

ただ、「雑記」カテゴリィの|→この記事←|に書いたように、
僕がネット大喜利を始めたのは「大笑い.com」というサイトの、
「ボケ天下一武道会(通称:ボケ天)」である。

したがって、出身サイトは「ボケ天」で登録をした。
登録名も「智彦」とし、原点回帰を意識した。
今一度「ジャスティス」を捨て、悪戯心満載に暴れてみたい。

ボケ天枠からは、以下の10名が参加している。
��1人は同サイト内の別企画「切り返し天」出身)

・虎猫
・佐々木のページ
・脱臼肥大症
・眼球支点
・はぐはぐ
・冷凍食品 ※「切り返し天」出身
・智彦
・ピカキー
・ゴーヤベイベー
・どん君

懐かしい名前が並んでいる。
多少活動時期がずれている方もいると思うが、
ほとんどの方とは競い合った記憶がある。

この中の5人が、地区予選(1次予選)を抜けることになる。
ボケ天が出身ということは、上記メンバは少なくとも、
ネット大喜利歴が5年以上の方ばかりだろう。

だがしかし、歴の長さは実力に直結しないということは、
ネット大喜利歴7年である僕がネタボケで証明済なので、
瞬時敗北の予感はひしひしとするけれど、頑張りたい。

また、地区予選は「自分のフィールド王決定戦」も兼ねている。
5人以内に入ることを目指しながら、「ボケ天王」も狙いたい。

しかしながら一方で、僕が仮に「ボケ天王」になった場合、
「あいつが王になれるボケ天は大したことない」などと、
誹謗・中傷の的になってしまう可能性も捨てきれない。

仮に王になったとしても、皆を納得させられるよう、
他サイト勢力との競り合いにも意識を傾けよう。

簡素になってしまうだろうが、
この企画においての戦いぶりを、
随時ブログに記していこうと思う。

楽しいフェスティバルになるよう、貢献したい。

第1449回

第 1449 回のお題 (出題:うさぎくまパンダ)
熊が「それはやりすぎだろ」と思った死んだフリ

[36位]ジャスティス智彦

「ほらこれ、一回死んだ人しか貰えない石なんですよ」と見せびらかす

41.10 pts [56.81](74.64%) Rate:10.29Up!!

現在のレート:1724.72(ぼちぼち増。何度でも行こう、1750の壁へ)


40pts越えで36位。なかなかだ。
これぐらいの位置が安定して確保できるようになりたい。

今回投稿したネタは、変化球を意識した。
「死んだフリ」という言葉を、多少、拡大解釈し、
「死んでたフリ」「死んだことがあるフリ」という意味に捉えた。

「一回死んだ人しか貰えない石」は、
恐らく三途の川あたりで拾える石だろう。
それを見せることが、死んだということの証明となる。

「ほら、本当に死んでたんですよ」
「死んだフリなんかじゃないんですよ」

そんなことを、出逢った熊にアピールし、
何とか襲われないように説得をする、というシーンだ。
しかし熊は、「でも、今は生きているよね?」と訊く。

「アピールしたいのは分かるけど、それはやりすぎだよ」
「本末転倒っていう言葉、知ってる?」

そんな設定のネタだった。
変化球勝負は狙いが外れる不安があったが、
悪くない結果が出て、安心した。

実のところ、このネタでいこう、と決めるまでは、
以下のようなネタを投稿しようとしていた。

・ピラミッドを建設して王の間で横たわる

要するに、「お墓をつくって入る」というネタを、
象徴的になるように装飾していっただけなのだが、
「こんな感じでいいかな」と、わりと前向きに考えていた。

しかし、「ピラミッド」はカブリそうな気がした上、
「王の間」がちゃんと「おうのま」と読まれるか心配だった。
「お墓ネタ」は沢山あるのでは、という懸念もあった。

結果を見ると、ピラミッドという言葉はなかった。
ただ、「お墓ネタ」は、2つほどあった。

回避してよかったな、と思う。
この「ブレーキ感覚」を大切にしたい。

余談だが、この回が、僕のネタボケ通算299回目の投稿だった。
1回の投稿で投稿回数が1増えるというルールなので、次で通算300回だ。

2010年11月7日日曜日

第1448回

第 1448 回のお題 (出題:時間よ揉まれ)
天才科学者が天体望遠鏡を覗いて3秒で発表したこと

[64位]ジャスティス智彦

レンズにイチゴジャムを塗るとつぶつぶが星みたいで綺麗

37.63 pts [51.78](58.00%) Rate:0.38Down...

現在のレート:1714.42(激微減。脇美人。大魔神。ギガデイン)


欲を言えば、前回失った分のレートを取り戻したかった。
悪くとも、5.0~10.0ぐらいは上昇させたかった。
一定の水準以上のネタは書けた、という感触があったからだ。

ところが、駄目だった。
真ん中よりは上の順位だったけれども、レートは下がった。

こういうとき、何が悪かったのか分析し、反省し、
次回以降に活かすことがすなわち「学習」であり、
「向上心」であり、「成長・発展」であると思う。

しかしながら、何でもかんでも反省していては駄目だとも思う。
明らかなマイナス要因がない場合でも、相性や、特殊要因によって、
低い点数が付いてしまい、悪い順位になってしまう場合があるからだ。

「ネタは悪くなかった。ただ、運が悪かった」

そう自らに言い聞かせ、反省をしない回があってもいいのではなかろうか。
自分を変に納得させるような反省は、混乱に繋がるような気がする。
指向性が失われ、何がやりたいのかが分からなくなってしまう気がする。

今回のネタには、自分では満足している。
強いて言えば「イチゴジャム=つぶつぶ」という図式が、
ややマイナーだったのかもしれないな、と省察する程度だ。

いや、「ジャム」という言葉が、もうNG気味なのかもしれない。
素直に「宇宙の中での発見」を書いたほうが良かったのかもしれない。
「レンズにイチゴジャムを塗る」は意味不明すぎたのかもしれない。

何を反省すべきか分からない。
反省をしない理由には、そういう場合もある。
また次、頑張りたい。

第1447回

第 1447 回のお題 (出題:こむぎむ)
d1447.jpg
画像で一言

[112位]ジャスティス智彦

鼻子「 Hey you 」
            外ハネ「そこのあなた」
                           赤ジャケ「お前だぜぃ!」

記者「質問の機会をいただき感謝します。ではお尋ねしますが、
    御三方が天皇家の末裔であるという証拠はありますか?」


32.59 pts [44.75](28.39%) Rate:17.8Down...
現在のレート:1714.80(簡単には増やせない量が簡単に減った)


やってしまった。
また、やってしまった。

こうもあっさりオーバー100位を取ってしまうとは。
「失敗」とか「うっかり」とかではなく、これが「実力」か。

何がしたかったのか分からないネタだ。
いったいどこで笑いを取ろうと思ったのか。
いったいどうしてこれで笑いが取れると思ったのか。

僕は、画像お題で入賞(10位以内)したことがない。
それどころか、相対的に悪い順位、低い点数が多いと思われる。
画像お題は好きなのだけれど、対応は下手糞だ。

レートを上げようという意識を強くもって、
ネタを書く作業に取り組み始めてからしばらく経過した。
回数で言うと、40回分くらいだろうか。

1500台から、1700台まで上げることはできているものの、
ここ最近、「これ以上先に進めそうもない感じ」が出てきている。
その象徴が、「画像お題に対する弱さ」なのではないだろうか。

お題によって、得意不得意があることは、
レートを上げていくには障害以外の何物でもない。

画像お題が得意になりたい、という贅沢は言わない。
せめて最低でも真ん中より上が取れるくらいになれば良い。
これは、どのお題についても言えることだ。
常に真ん中よりも上を取ることが、当面のレート上げには重要だ。

「上げること」よりも「下げないこと」を意識していこう、と思う。
そうすると、「攻め」のネタが書けないようにも感じられるが、
「守りをしっかり固めた上で攻める」ことは可能なのではなかろうか。

まだまだ、色々なネタの書き方、攻め方、守り方を模索していきたい。
この思考錯誤は、きっと自分の実力を向上させてくれるはずだ。
頑張っていこう。めげずに、嘆かずに、張り切っていこう。

しかし、なぜ画像お題が苦手なのだろうか。
何が得意なのかは分からないが、これが苦手なのは明確に分かる。
過去の画像お題の回を洗い直して、巧い人のネタを分析するとしよう。

2010年11月5日金曜日

第1446回採点感想

第 1446 回のお題 (出題:アナルホッケー)
『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』

��   )内に入る言葉を教えてください


10~15回に1回というペースを守るべく、採点をした。
ちょうどお題が、ジブリ関連だった、ということもある。

『魔女の宅急便』のキャッチコピーの穴埋めだ。
元は、「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」という文。
コピーラーイターとしての糸井重里の腕前は、輝く瞬間がある。

採点および微調整の結果、
分布は概ね以下の通りになった。

1点(2.2):約10%
2点(3.1):約45%
3点(4.0):約20%
4点(5.1):約10%
5点(6.2):約5%
6点(7.4):僅少
7点(8.7):僅少

※実際につく点数は括弧内の値

上に「ジブリ関連だったこともあり採点した」と書いたが、
僕はジブリ作品が好きだ。普通に好き、という以上に好きだと思う。
特に、ナウシカ、ラピュタ、トトロ、魔女宅あたりの作品は、
大体の場面や台詞を記憶しており、再生可能な状態にある。

そんなこともあり、この回の採点においては、
『魔女の宅急便』の知識が頭の中にあることが、少なからず影響した。
作品に関連するようなネタには、高めに点を入れようという態度だった。

また、本来はその要素を含んでいないかもしれないネタについても、
僕が勝手に「魔女宅に寄せた解釈」をしてしまっている場合がある。
例として、7点を付けたネタを見てみよう。

[15位]tojo
息子さんの治療費を負担するつもりはない


[トンボをキャッチミスしたのかな]というコメントは、僕のものだ。
どういう意味なのか、以下にざっくりと解説を書く。

『魔女の宅急便』の終盤に、飛行船から落ちそうになった少年(トンボ)を、
主人公の魔女っ娘(キキ)がデッキブラシで飛んで行って助ける、
というシーンがある(終盤というよりクライマックスだが)。

上記のtojo氏のネタを見た時、僕の頭にそのシーンが浮かんだ。
「息子さんの治療費を負担するつもりはない」というネタが、
空中でキャッチするはずだったトンボを落としてしまった、
という妄想に繋がったわけだ。キキのトンボの親に対する釈明だと。

「元ネタを知っている」ということは、パロディが機能する大前提だ。
逆に言えば、元ネタを知らないであろう人にパロディをぶつけても、
面白みはまったく生まれず、低得点に沈む場合が多いと思われる。

自分で採点してみて、そのことがよく分かった。
これまでいかに、無謀なパロディネタを投下していたか。

今回の結果を見て、ジブリネタも怪しい、ということを理解した。
パロディネタを書いている人は、ほとんどいなかった。

そうなると、もはや使えるものはないのではないか、と危ぶまれる。
偉人の名言などのパロディも、廃れつつあるように思う。
結局、「パロディ」というジャンルの力が、弱いのかもしれない。

2010年11月4日木曜日

第1446回

第 1446 回のお題 (出題:アナルホッケー)
『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』

(   )内に入る言葉を教えてください


[56位]ジャスティス智彦

おちこんだりもしたけれど、私は魔法じゃなくて拳銃が大好きです。

37.00 ptt [51.44](58.96%) Rate:0.47Up!!

現在のレート:1732.60(極微増。笠地蔵。灘志望。髭偽装)


お題の元は、ジブリの『魔女の宅急便』だ。
(   )の中には、「げんき」が入る。
作品のキャッチコピーであり、糸井重里・作だ。

採点期間内に、ネタ一覧を見てヒヤっとした。
自分のネタが全体のリズムを壊していたからだ。

ここでいう「全体」とは、僕のネタの「全文」のことではなく、
「投稿されていた全てのネタ」を指す。

原因は、お題の穴埋め部分以外についてもネタに含めていた点にある。
つまり『おちこんだりもしたけれど、私は(   )です。』の部分、
いわば「枠」のようなところもネタとして書いた、ということだ。

無論、それ自体が悪いことではないと思う。

例えば「枠」も含めたほうがネタとしてのリズムが良くなる場合。
例えば少しトリッキィな「枠」の使い方をする場合。

「枠」があることで、ネタ自体は読みやすくなる、ということはままある。
ルールとしても、「枠」はネタに書かない、なんてものはないだろう。

ただ、それが少数派だった場合は、話が別だ。
全ネタのうちほとんどが「枠」を含めて書かれていない場合、
1つ1つネタを読んでいったときに、間(ま)が悪くなる恐れがある。

今回、他の採点者の方はどうだったか分からないが、
少なくとも自分では、自分のネタが採点リズムに悪影響を及している、
といった感覚を少々ではあるものの覚えた。

誤解をしてほしくないが、ここで僕言いたいことは、
ネタの点数(順位)があまり良くなかったのは「枠」も書いた所為だ、
ということではない。

ただ、「枠」の有無による影響を考慮していなかったという、
自分の浅慮さや気遣い不足を危険視しているだけである。
下手をしたら、もっと悪い順位でも全くおかしくなかっただろう。

さて、ハッキリ言って、今回は救われている。ラッキィだった。
それは、以下の採点者別点数を見ることで確認できる。

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しらす(3.1)/すり身(1.8)/パン屋再襲撃(2.7)/顔の偏差値45(2.9)/
イグリット(3.9)/さかも党<駄作王>(2.2)/夜明けがやってきた(2.0)/
べとん(9.1)/便座と共に生きる(5.6)/ジャスティス智彦(3.7)
---------------------------------------------------------

なんとか中位に留まれたのは、明らかにべとん氏のおかげだ。
この9.1点がなければ、30ptsぐらいにしかならず、
100位オーバー間違いなしだっただろう。

推論にはなるが、べとん氏が高得点を付けてくれた理由を、
以下に、2つ挙げてみよう。

1.べとん氏は『魔女の宅急便』という要素を比較的重く考慮した
2.べとん氏も「枠」まで含めてネタを書いていた

「1.」については、[キキは戦わない(べ)]というコメントからの推論。
「魔法じゃなくて拳銃が大好き」という僕のネタは、
『魔女の宅急便』を強く意識して書いたものなので、
これをしっかり拾ってくれ、高評価してくれたことは嬉しい。

そして、何を隠そう、僕自身も今回採点を行ったわけだが、
お題の元が『魔女の宅急便』であるという事実に、かなり引っ張られている。
これについては、「採点感想」のエントリィに詳細を書く。

「2.」についても、多少影響があったのではないか、と思う。
(あるいは、悪影響がまったくなかった、ということになるだろうか)

[65位]べとん
おちこんだりもしたけれど、私は2人で1人じゃないです


上記のように、「枠」付きである。
べとん氏自身がこうしたネタの書き方をしていたことで、
同じようにしていた僕のネタを採点するときに、
ある種の共感のようなものを覚え、多少甘くなったのかもしれない。
(ちなみに僕はべとん氏のネタに3.1点しか付けていない。申し訳無し)

さて、特に長い文章を書くつもりはなかったが、
ツラツラと書いていたらいつの間にか長くなってしまった。

とにかく今回学んだことは、
「採点者がネタ一覧を読むリズム」というものを、
ある程度考慮しておこう、ということだ。

2010年11月2日火曜日

第1445回

第 1445 回のお題 (出題:☆ぶんじろう)
「100万回生きた猫」
100万回で一番多い死因は?

[37位]ジャスティス智彦

猫のニャーと象のパオーンはとっても仲良し

パオーンは長いお鼻でニャーを激しくビンタ

ニャーは死んだ でも すぐに生き返った

パオーンは振り子の要領でニャーを逆からビンタ

ニャーはまた死んだ でも またすぐ生き返った

ニャーとパオーン やっぱり仲良し

41.06 pts [57.78](78.44%) Rate:11.08Up!

現在のレート:1732.13(やや増。近付く1750の壁)


悪くはない――が、煮え切らない。
今回の結果を受けて、そんな心境にある。

期待していた、ということだろう。
正直、手応えを感じていた。
なかなか良いネタが書けた、と。

系統としては、「ループもの」に該当するだろうか。
100万回の中でも最も多い死に方なのだから、
システマティックかつコンスタントなものを想定した。

振り子の要領でバンバン死ぬ、というアイデアはすぐに出てきた。
それを捏ね繰り回し、加工した結果、投稿したネタとなった。
お題を考慮し、童話風の文体にもチャレンジしてみた。

なかなか巧くまとまった、と思っていた。
長文というほど長くはないので、冗長さは回避できたはず。
童話っぽさは、読み易さにも繋がっていたはず。

しかし、思っていたほど、順位は良くなかった。
原因を考えると、やはり「狙いすぎ」ということになるだろうか。
「面白さ」を演出しようという気配が色濃く出ていたのかもしれない。

ここに、難しさと、やり甲斐がある。

面白さは当然盛り込みつつ、気配や匂いは抑え込む。
厭らしさを感じさせず、爽やかに笑いを取りにいく。
そうした難題を超えた先に、安定した高順位が待っているに違いない。

ネタを書く。
それだけなのに。
奥深い。

100万回ネタを書こうとも、きっと終わりはこないだろう。

2010年11月1日月曜日

第1444回

第 1444 回のお題 (出題:便座と共に生きる)
爆弾処理班がなかなか解体を始めない理由

[6位]ジャスティス智彦

まずはボム踊り会場の矢倉を解体しないと浮かれ気分が抜けない

50.68 pts [70.31](96.12%) Rate:29.75Up!!

現在のレート:1721.05(急増。三度目の1700台へ。正直爺さん)


ここでの6位入賞は嬉しい。
「あ~よかったなぁ」と、花*花を口ずさむ。
替え歌っぽくしようとして、すぐにやめた。気持ち悪い。

レートが1700を超えた。
また割るかもしれない、という不安はある。
1750間近のところから瞬く間に1600台に落ちた過去もある。

だが、何度割ろうと、揺ぎ無い意思で勝負したい。
何度でも回復させていけばいいだけの話だ。

いや、やはり、何度でも回復させたくはない。
1700の壁を何度も行き来する、ということは、
数値化した実力がその近辺にある、ということを意味すると思う。
「1700ぐらいに落ち着く」という感じだろうか。

それゆえ、何度も回復させなければならない状態は、望ましくない。
「もう二度とあそこには戻りたくない」が正しい感情だろうか。

話は替わって、今回のネタは、
メインディッシュが駄洒落である。

「爆弾」→「bomb(ボム)」→「ボム踊り」←「盆踊り」
爆発音である「ボンッ」からの連想も含まれていたかもしれない。

さて、「ボム踊り」からネタを書いていき、以下のような候補が出た。

・ボム踊りに忙しい
・ボム踊りの真っ最中だから爆弾解体どころじゃない
・解体前にボム踊りを踊って気持ちを高めてる

結局、これらとたいして変わらないネタを投稿した。
「まずはボム踊り会場の矢倉を解体しないと浮かれ気分が抜けない」だ。

「矢倉」を味付けとして添えてある点が少し異なる。
「爆弾の解体」と「矢倉の解体」をほんのり掛けたわけだ。

ただ、これにはそれほど効果がなかったのかもしれない。
むしろ、文章が長くなり読みづらくなってしまったようにも見える。
シンプルに面白くまとめる能力が欠けているのだろう。

そもそも、駄洒落勝負という点でも、不安があった。
これまで駄洒落で良い順位をとった記憶があまりない。

今回、なんとか6位という位置に納まってくれて、助かった。
あ~よかった。ハラハラした。