2010年10月30日土曜日

第1443回

第 1443 回のお題 (出題:アナルホッケー)
ビリヤードのルール知らない人がやってしまったこと


[95位]ジャスティス智彦

むかつく店員に⑬を投げつけた


32.18 pts [44.44](30.88%) Rate:15.83Down...
現在のレート:1691.30(おほう。減った。このタイミングで。がくっと)


思わず頭を抱えた。
比喩でも誇張でもなく。

「うわーやっちまったー」という苦笑もない。
フッと体温が下がり、背中を一筋の汗が滴り落ちた。

必要な資料の準備を完璧にしたと思って慢心していたら、
土壇場になって重大なミスが発覚した際の心理状態に近い。

今回の失敗を二字熟語で表現してみると、
「軽率」「軽挙」「浅慮」「安易」あたりか。
類語辞典でどれか1つ引けば、すべて出てきそうだ。

しかし、どういうことだろう。
今回投稿したネタを振り返ると...

・お題に沿っていない
・ボケの要素がない
・書き方に捻りがない

...等々、まったく良いところがない。
どうしてこんなネタで勝負してしまったのだろう。

自分の思考や感性は連続的であるはずなのに、
どう考えても自分のセンスとは違うネタを書いている。

気が緩んだ、ということでは済まない。
これがつまり、実力の無さか。
「分かっていない」ということなのだろう。

「何が面白いのか分かっていない」
この状態では、レート上げは難しい作業になる。

「面白さ」は流動的だ。
一度掴んでも、すぐに変化し、分からなくなる。
その動き、淀み、方向性を察する鋭敏さが欲しい。

2010年10月29日金曜日

第1442回

第 1442 回のお題 (出題:system)
d1442.jpg
写真で一言

[36位]ジャスティス智彦

こんな狭苦しいんじゃ、法案も通せないな

39.55 pts [55.57](74.07%) Rate:9.76Up!!

現在のレート:1707.13(微増。そして1700台に回復)


連続の画像(写真)お題。
前回のお題については「素晴らしかった」と感想を書いたが、
一転して、今回のお題は非常にやりにくかった。

何がやりにくさを感じさせたのかと考えてみると、
やはり「画像自体が既にボケている」ことが原因だろう。

写っている本人達に「笑い」の意識は微塵もないだろうが、
写真としての仕上がりを見ると、喜劇的な要素が強いように思える。

お題にボケられてしまっている状態からネタを書く。
この作業は、非常に苦手だ。意欲が削がれる感覚がある。

それはさておき、政治局面のお題画像なので、
ネタも政治的なもの、風刺っぽいものを目指した。

といっても、特別に何か工夫するというわけでもなく、
単に「政治的な単語」を入れ込む程度の対応だ。

画像内の2人の距離感を「狭苦しさ」と意味付けし、
空間的な要素から「通す」という言葉を発想。
そして、「通す」から「法案」というキーワードへ。

連想によって「掛かり」をつくる典型だろう。
結果の順位は、「まぁ良いかな」という感じだ。

途中まで、アンパンマンを題材にしたネタを書いていた。
具体的には、以下のような感じだ。

ジャムおじさん「ほら、新しくない顔だよ」

民主党の顔。政界の顔ぶれ。
そういう意味での風刺ネタだ。

今になってみると、こっちのほうが良かったかもしれない。
最近パロディで痛い目にあった余波だろうか。
投稿するネタを選択する際のセンスに、変化が生じている気がする。

やはり、過去の積み重ねは、思考に強い影響を及ぼす。
それが良い方向に働くよう、上位思考によって制御できれば良いのだが。

第1441回

第 1441 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1441.jpg

 
[41位]ジャスティス智彦

ストーカーが餓死するまで歩く

40.18 pts [57.46](71.63%) Rate:9.28Up!!

現在のレート:1697.37(微増。やっとの思いで)


お題に、「画像で一言」などの文言が付いていなかった。
したがって、上に何も書かれていないのは、ミスではない。

ついでというわけではないが、今回のお題について述べよう。
画像をひと目見て、「素晴らしいお題だな」と感激した。
創作意欲をくすぐられるような、扇動的な感覚だ。

これまでに取り組んだことのないお題、という感触もあった。
通常の画像お題よりも、多様な意味付けの可能性を感じた。
��4行連続で「感」という字を使ってしまった)

だからこそ、良い順位を取りたかったが、
結果として、満足がいく水準には至らなかった。

なかなか良いネタが書けたと思っていたのだが、
振り返ってみると、まだまだ甘いな、と思う。

しかし、ネタはともかく、レートが上がったのは朗報だ。
「まだやれる」という気分を高めるためにも、レートは欲しかった。
点数が40.00ptsを超えていたのも良い。

特別注目しているわけではないが、
40.00ptsというラインはひとつの基準だと考えている。

引き続き、調子を上げていきたい。
再び1750の壁に挑戦するまで、できればノンストップで。

第1440回

第 1440 回のお題 (出題:オレカエル)
敏腕弁護士はこんな弁護をする


[73位]ジャスティス智彦

巧みなギターさばきで音痴なボーカルを弁護する


35.45 pts [48.69](45.86%) Rate:6.54Down...
現在のレート:1688.09(微減。心が折れかかった)


この回に投稿したネタは、
恐らくここ最近(20~30回)の中で、
最も酷いネタだと個人的に感じている。

3桁順位を回避するためだけに書いたような、
信念も何もない、クズのようなネタだ。

レートが1750に近付いたところから、
前々回と前回のたった2回で、50以上落とした。
パロティミスと、魔力の仕業だ。

その所為か、少し弱気になっていたのだろう。
とんでもない駄ネタを書いてしまっている。

さらに、それでレートが上がればまだいいものの、
若干ながらも下げているのだから、救いようがない。

大喜利において、臆病になってはいけない。
そのことを痛感した。攻めの姿勢を忘れてはいけない。

願わくば、もう二度と思い出すことがないようにしたい。

第1439回

第 1439 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1439.jpg
写真で一言

[29位]ジャスティス智彦

あらまぁ、私のアソコの毛ぐらいボーボーね

30.84 pts [41.07](17.42%) Rate:24.69Down...
現在のレート:1694.63(割った。1700割った。簡単に割った)


魔力の話をしよう。
といっても、中世欧州の魔術についての話でも、
ファンタジーの世界についての話でもない。

お題を見て、それによって生じる発想の中には、
思いついた瞬間に「
ああ、きっとこれ投稿しちゃうな」と、
半ば諦めたように、宿命的な予感に迫られるものがある。

決してそれがウケるという確信があるわけでも、
上位に食い込む可能性を感じているわけでもない。
ただ単に、「それを投稿する未来」に対する予感があるだけだ。

これを、「発想の魔力」と呼ぶことにしている。
��「思い付きの魔力」等の類似表現でも良いが)

今回、その魔力に囚われた。
どうしても払いきれなかった。

火がボウボウと燃え上っているのと、
私のアソコの毛のボーボーとを掛ける。
冷静に考えて、良い順位が取れるわけがない。

多少アルコールが入っていようが、
天変地異で心神喪失していようが、
当然に回避しなければならないネタだった。

それでも、しかし、避けられない。
抵抗できない。逆らえない。捨てられない。

ゆえに、魔力。
だからこそ、魔力。

後に残るのは、抜け殻のような自分。
悪い順位。下がったレート。そして、後悔。

「魔が差した」ということなのだろう。
魍魎だ。アチラ側との境界に漂う魍魎に魅かれてしまったのだ。

最後に、ひとつ言えることがある。
魔力は主として、下ネタに宿っている。

2010年10月22日金曜日

第1438回

第 1438 回のお題 (出題:アナルホッケー)
牧師が見捨てた懺悔の内容

[101位]ジャスティス智彦

足手まといになると思ったので、チャオズを置いてきてしまいました

27.97 pts [37.61](9.91%) Rate:29.93Down...
現在のレート:約1719.32(うわああああああああああっっ!!!)


やってしまった。これは厳しい。
レート激減。悲しい。酷い。なんてこった。

112人中101位って。
そりゃ駄目だって。
そりゃまずいって。

これだから漫画ネタは恐い。
「良い感じのが書けた」という感触があっても、
平気で3桁順位を取ってしまうような危険性を孕んでいる。

こんなことが、4ヵ月程前にもあった。

第 1390 回のお題 (出題:潔白)
死を覚悟した状況


[131位]ジャスティス智彦

自動車事故に遭遇し、僕は瀕死の状態だった。
するとそこに、孫悟空(カカロット)がやってきた。

僕「うう、痛いよぉ。痛いよぉ」

悟空「やぁ僕、オラに元気を分けてくれ」


29.54 pts [39.83](10.34%) Rate:25.8Down...

同じくドラゴンボールネタ。
漫画ネタが悪いのか、鳥山明が悪いのか。
��面白くないのが一番悪いのだろうが)

もう、ネタボケではドラゴンボールネタはやめよう。
ダイの大冒険、スラムダンク、幽遊白書あたりもやめよう。
地獄戦士魔王(ヘルズ・ウォリアーまおう)もやめよう。

地獄戦士魔王のネタは、書いたことないけれど。
そもそもギャグ漫画だから、使えないかな。

ベルセルクあたりなら大丈夫だろうか。
今回のお題だと...

・鷹の団を抜けたせいでグリフィスがおかしくなってしまいました

...といった感じだろうか。
もう駄目だな。漫画ネタは封印決定か。

個人的には、とても好きなのだけれど。

第1437回

第 1437 回のお題 (出題:風の迷路)
天才科学者の一番しょうもないひらめき


[38位]ジャスティス智彦

木綿豆腐が上手に描ける絵描き歌

37.63 pts [51.85](67.26%) Rate:4.63Up!!

現在のレート:約1749.25(微増。1750まであと僅か)


お題を見て、少し迷った。
「ひらめき」は、ニュアンスが難しい言葉だ。

「発明」という意味にも受け取れ、
「思い付き」という意味にも受け取れる。

前者の場合、「モノ」的なネタを書くことに近付く。
後者の場合、「思考」的なネタを書くことに近付く。

どちからと言えば後者の意味が強いだろうか。
ネタ一覧を見ても、このタイプが多かった。
この点では、少し間違えたかな、と反省したい。

今回は、無難なネタを書いてしまったと思う。
[直方体]というコメントをいただいていた。
つまり、そういうことだ。特に面白みはない。

それより、1位のネタが素晴らしかった。

[1位]西園寺くまー
「ジャジャーン!」で渡すと俺が養育費を発明したっぽい


ああ、これが正解だな、と納得した。
鋭い発想と、それを巧みに活かすスキル。
その綺麗さに、思わずゾクっとしたくらいだ。

こういうネタをコンスタントに書けるようになりたい。
そうすれば、レートも自然に上がっていくだろう。

第1436回

第 1436 回のお題 (出題:風の迷路)
世界一のすきま産業はこんな事してる

[11位]ジャスティス智彦

「自分は欲しくありませんが」と前置きしつつ
跳ねないスーパーボールの魅力を解説する

46.18 pts [64.65](92.31%) Rate:19.88Up!!

現在のレート:約1744.62(減った分以上に増やせたのは大きい)


気が付いたら、締切まであと15分という状況だった。
朝ということもあり、とても焦った。

じっくり考えたいお題だった。
考えれば考えるほど良いネタが浮かんできそうな気がした。
それは幻想かもしれないけれど、少なくとも色々候補を出したかった。

しかし現実として、時間がない。
ほとんど野蛮な状態でネタを書いた。

「スーパーボール」は、一番最初に発想された言葉だ。
「すきま産業」からの「スーパーボール」は、いかにも僕の思考。

キーワードとしては有り触れたものだけれど、
とても切り捨てている余裕はなかった。

「跳ねないスーパーボール」という風に味付けをして、
「自分は欲しくありませんが」という台詞を添えた。
芯の脆さを装飾で誤魔化した感じがプンプンする。

結果として良い順位に収まったのは、奇跡的だ。
運が良かったと言える。

考えてみると、「跳ねないスーパーボール」は、
「それっぽい言葉」のつくり方として良くあるパターンだ。
ある言葉に、逆説的な言葉を付け足す、という手法。

・飛べない鳥
・開かないドア
・鳴らないオナラ

無意識のうちに、ついついこういう手法に頼ってしまっている。
これは良くないな、と思う。自省。自省。

2010年10月18日月曜日

第1435回

第 1435 回のお題 (出題:時間よ揉まれ)
田舎から出て来たばかりの太郎くんが「都会人は冷たい」と思った理由


[78位]ジャスティス智彦

太郎「ミネラルウォーターじゃウェルカムパーティーにならねぇんだよ!」


35.12 pts [48.21](45.00%) Rate:9.21Down...
現在のレート:1724.73(波にのりたいところで失速。痛いなぁ)


よく見るお題だな、という印象を受けた。
一言で表わすと、「田舎と都会の違い」だ。
やや亜種色が強いが、基本的には同じだろう。

1.田舎からでてきたばかりという状況
2.都会人の特徴的な振る舞い

上記をお題のポイントと捉え、ネタを考えていった。

まず思い付いたのは、「1.」のほうだ。
「ウェルカムパーティー」という単語が出てきた。
「太郎君の歓迎会」というわけだ。

ここで、すぐに「ミネラルウォーター」という単語が発想された。
「ウェルカムパーティー」と音が似ていることが原因だろう。

こうした連想が頭の中で起こることは、珍しくない。
駄洒落が好きなので、音やリズムに対しては多少鋭敏な感覚がある。

この「ミネラルウォーター」が、偶然にも「2.」と合致していた。
「水を買う」という振る舞いは、都会的なものであるように思えた。

そしてさらに偶然にも、冷たくされた、という設定にも嵌まった。
パーティーなのに水でもてなされる、というシチュエーションだ。

この時点で、「すべてのピースが綺麗に嵌まったなぁ」と満足した。
それほど面白さを感じていたわけではないが、単純に嬉しくなった。

「ウェルカムパーティー」と「ミネラルウォーター」を盛り込むとなると、
かなり長い文章になってしまう、という心配があった。
なんとか1行でネタをまとめたい、と考えたところ、台詞形式になった。

これでネタが完成。

もしかしたら上位にいけるかも、ぐらいに思っていた。
それほど期待していたわけではない、ということだ。

案の定、低い順位。
もうちょっと良くてもいいのでは、と思った。
自分の中では評価が高かった、ということだ。

「自分には面白いが、他人には面白くない」
...という自覚をしているにもかかわらず、投稿をする。

そんな回だった。

第1432回採点感想

第 1432 回のお題 (出題:アナルホッケー)
赤ちゃんがハイハイの次に出来るようになること

投稿を忘れたので採点をした。
しかし、「罰」というわけではない。
何かしらの形で参加したかった、というのが近い。

ざっと採点したところ、MAXが6点。
分布は概ね以下の通り。

1点(1.8):僅少
2点(2.8):約50%
3点(4.0):約40%
4点(5.4):約5%
5点(6.9):約5%
6点(8.5):僅少

微調整をしていないので、実際には括弧内の点数がついたはず。
この自動的に補正してくれるシステムは、とても便利だ。
��それほど罪悪感がなく絶対評価ができるので)

採点がしやすいお題だったように思う。
ある程度の共通認識ができあがっている状況なので、
いい意味でネタが分かりやすくなっていると言えそうだ。

これ関連して、思うことがある。

1.赤ちゃんが普通やりそうなこと
2.子供(幼児・児童)が普通やりそうなこと

この2つを考えたとき、「1.」は想像が容易く、
「2.」は想像が難しい、という認識が僕にはある。

赤ちゃんの振る舞いは単純だが、子供の振る舞いは複雑だ。
中学生や高校生ぐらいから徐々に振る舞いは単純化されていき、
大人になると赤ちゃんと同じくらいの単純さになる気がする。

人間のライフサイクルにおいて、もっとも振る舞いが複雑なのは、
子供(幼児・児童)なのではないか、という意識がここにある。
「子供は何をするか分からない」という怖さがある。

したがって、子供を扱うお題は、難しい印象がある。
「普通、子供って、こうだよね」が、固まっていないからだ。

「ズレやギャップが笑いの基礎」という話をベースにするならば、
「何を基準とした場合にズレているのか」が重要になる。

基準となる振る舞いが複雑であるとき、共通理解が乏しい状況が生まれ、
結果として笑いが機能しにくくなってしまう、ということが言えるだろう。
それがつまり、「文化が違えば笑いが違う」という話になる。

採点者のイデオロギーを想定してネタを書くのか。
イデオロギーを越えて機能するネタを書くのか。

ここには、商業的なセンスが必要になってくる、と思う。

第1434回

第 1434 回のお題 (出題:アナルホッケー)
「こんな女でごめんなさい」
いったい何をした?


[5位]ジャスティス智彦

発掘したばかりの骨で教授を殴った

50.59 pts [71.34](97.30%) Rate:29.13Up!!

現在のレート:約1733.94(次の目標1750に向けて好発進)


5位入賞。
良いタイミングだ。

パワープレー勝負になりそうなお題。
ほとんど何でもありに近いな、という印象を受けた。

・酷いこと
・意味不明なこと
・超人的なこと
・妙に可愛らしいこと

どれでも使える。
「面白い文章を書くだけ」という勝負だ。

メモ帳に、無差別に色々とネタを書いていった。
思い付くまま、淀みなく、とめどなく、遠慮なく。

「教授を殴った」という発想が候補として出てきた。
「殴る」も「教授」もありがちなので、振り払いたかったが、
「女」と「殴る」の相性の良さで攻めてみたい、という感情が勝った。

あとは、5W1Hのどれかを盛り込んでいく、という作業をした。

・Why:なぜ殴ったのか?
・What:何で殴ったのか?
・Where:どこで殴っ
たのか?
・When:いつなぐったのか?
・Who:誰が殴ったのか?
・How:どのように殴ったのか?

「Who」以外は、どれでも使えそうだった。
以下に、1つずつ例を書いていこう。

・Why:繁殖期のバッファローに似ていたので教授を殴った
・What:愛用の実験器具で教授を殴った
・Where:物価が高い港町で教授を殴った
・When:十年前の大晦日に教授を殴った
・How:程良くスナップを利かせて教授を殴った

複数の組み合わせにする、という考えもあったが、
文章が長くなり、要素の詰め込みすぎになるので、控えた。

途中で「何で殴るかが一番重要だな」と思い始めたので、
他は切り捨てて、「What」を考える作業に集中した。

すぐに「発掘したばかりの骨」というキーワードが出てきた。
こういったものは、アイテムとして使いやすい。

・編んだばかりのセーター
・釣ったばかりのカジキマグロ
・掘ったばかりの落とし穴

「~ばかりの~」には、一定のパワーがある。
状況を限定する面白さが、うまく機能する。

こうして「発掘したばかりの骨で教授を殴った」となった。
1つ1つの要素は力技の発想という面が大きいが、
その組み合わせ方やアプローチは、システマティックだ。

「ネタを考える」ということでは、典型的な回だったように思う。

六息目

さあ、決勝について語ろう。
日曜なのに下ネタについて語ろう。
お昼時なのに下ネタについて語ろう。

お題は、以下の通りだった。

momoiro-final.jpg


「画像で一言」などの、「お題宣言の言葉」はなかった。
ただ単に、画像がポツンと表示されているだけなのが、妙に笑える。
「お題」ではなく、「エロ画像」といったほうが近い。

2回戦で敗退しているので、自分が投稿するわけではないが、
投稿期間中に「どのようなお題なのか」をチェックした。

その時に、この画像を見て思ったのは、
「難しいお題だな」ということではなく、
「どういうアプローチでネタが書けるかな」ということでもなく、
「この画像を自分のブログに載せるのは嫌だな」ということだった。

しかし、載せた。
汚れてしまったな、と思う。

単純に見れば、「最中」の女性が写っている。
膝や手の位置から、体位も想像できる。
右端部にティッシュの箱っぽいものが見切れている。
女性の顔は古瀬絵理に似ている気がする。

こうした印象のお題を、どう料理したのか?
決勝に進んだ皆様のネタを、例により独断的な解説を交えつつ見ていこう。

---------------------------------------------------------
[順位/投稿者名/点数] ※採点者は24名(=MAXは24点)

1位/あなたの副司令官/13点
北枕プレイ


キーワードのみで攻める、という意思の強さを感じる。
切れ味があり、趣があり、そして何より背徳感がある。
内緒でイケナイことをしている、という意識。
二人だけで秘密を共有している、という魅力。
「ねぇ、今日は北枕プレイしようよ」などと言われたら、
それだけでキュンとなってしまうだろう。

2位/(´・ん・)/13点
まん力測定で40kg出す女


採点画面でこのネタを読んだとき、股間が痛くなった。
キュキュッと絞められたら、潰れるか千切れるかのどちらかだ。
ネタとしての面白さは感じたが、エロさは感じなかった。
妖怪だな、と思った。この女は妖怪なんだ、と。
『甲賀忍法帖』などに出てきそうだ。
話は替わるが、測定器はどのような形状をしているのだろうか、と想像した。
イメージとしては、体温計に近いのではないか、という印象だ。

3位/新人QP/10点
ヒーヒー ウ~~ン 

ヒーヒー ウ~~ン


医者「ご主人、立派な一本糞が産まれましたぞっ」


hiroshi_1979_1979氏が僕に対して、
「このネタにはコメントつけなくていいです」
というメッセージを書いていた。
オーナーの命令なので、従おうと思う。
しかしながら、一言だけ言わせてほしい。
全裸でウンコをすると、気持ち良い。

4位/かわはぎ/7点
エロビスコステロが「Sheーほにゃららーんにゃ~にゃにゃー」とか歌いながら腰振ってて、テリーギリアムが舐め回すように私を撮るイギリス滞在最後の夜


画像の中の女性視点でのネタ。
状況が複雑なので、「混沌としているな」という印象が強く残る。
エルヴィス・コステロもテリー・ギリアムもイギリスの人間だ。
このあたりの細かさには、好感を覚える。
「エルヴィス(エルビス)」ではなく「エロビス」にしている点はやや謎。
温めていた駄洒落を使ったのだろうか。

5位/ちんちんのやかん/4点
喘げば喘ぐほど、腹上死した霊が成仏していく


これは、映像的に捉えると面白いネタ。
「喘ぐ女」と「次々と消えていく幽霊」というシーン。
これが15分程続くとしたら、最高だ。
ホーンテッドマンションに、この女性を連れていくと良い。
彼女の喘ぎによって成仏する霊がいたとしたら、
その霊は腹上死した、ということになる。
999体の霊のうち、5~6体は腹上死なのでは、と予想する。
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そんなわけで、優勝はあなたの副司令官氏となった。
おめでとうございます、と言わせていただこう。

あなたの副司令官氏は、3回戦2位→準決勝1位→決勝1位と、
常に安定したパフォーマンスを見せてくれた。
下ネタ限定の大会でこうもぶっちぎりに強いのは、驚く。
何かコツがあるのか、脳がピンク色なのか。

さて、これで桃色吐息は終焉だ。
ここに締めの言葉を書こうかとも思ったが、
独立したエントリィにまとめることにした。

特に長々と感想を書くことはないと思うけれど、
「楽しかった」という想いを、素直に表現したい。

「桃色吐息」カテゴリィは、次で完結だ。

第1433回

第 1433 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
d1433.jpg
画像で一言

[32位]ジャスティス智彦

両方とも筋肉がなくて良かった

40.99 pts [57.91](80.50%) Rate:13.09Up!!

現在のレート:約1704.81(取りあえず1700到達。ホッと一息)


やっとレートが1700に届いた。
1650を過ぎてから少しもたついていたが、
わりとすんなり越えられた感じがある。

「難しいお題だな」と思った。
画像が地味だからだ。

「電車が衝突してしまった」という状況なのだろう。
しかし、派手さがない。「擦った」程度に見える。

そこで、ネタを書くとき、その「地味さ」を利用した。
衝突しても、お互いが跳ね飛ばされずに済んだ。
パワーがなかったので軽い事故で済んだ。そんな風に考えた。

「電車には筋肉がない」という発想はお気に入りだ。
当たり前のことだけれど、ハッとする事実ではなかろうか。

・飛行機は汗をかかない
・高層ビルはスカートを履かない
・椅子にはチンコがない

「物体」には「人間的な要素」がない、というテンプレート。
組み合わせ次第では、色々と面白いものができそうだ。
もうしばらくは使わないだろうけれど。

2010年10月12日火曜日

第1432回

第 1432 回のお題 (出題:アナルホッケー)
赤ちゃんがハイハイの次に出来るようになること


[--位]ジャスティス智彦

-------------------


--.-- pts [--.--](--.--%) Rate:--.--!!
現在のレート:1691.71(変化せず)


未投稿。残念。
意図せず。うっかり。

仕方がないので、採点をした。
採点感想については、また別のエントリィに。

未投稿は第1354回以来。実に77回ぶり。
逆に言えば、これまで77回連続で投稿していた、ということ。
したがって、ブログを始めてからは、初未投稿だ。

「毎回投稿するんだ」という強い意志を持っているわけではないけれど、
お題があるとネタを考えたくなるので、そうすると投稿もしたくなる。

リフレッシュになったわけでもないけれど、
少し新しい思考でネタを考えられるようになっている、かもしれない。
そうだったらいいな、と思う。まだまだ精進したい。

第1431回

第 1431 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1431.jpg
いったい何に使う道具でしょう

[12位]ジャスティス智彦

剣山に座る前にコレに座って慣れておく

47.64 pts [65.96](92.76%) Rate:21.62Up!!

現在のレート:1691.71(順調順調。1700まであと8.29-パニック-)


なかなかに順調だ。
入賞には至らなかったが、高順位。

もっとも、平均的に点数を稼いだわけではなく、
1人の採点者から10点を戴いていたことの影響が大きい。
あみ彦氏に感謝したい。

画像お題だが、背景などはない。
ただ、1つの道具が単独で写っている。

そして、「画像で一言」ではなく、
「いったい何に使う道具でしょう」という問いかけ。
なかなか珍しいパターンのお題だ。

そもそも何の道具なのか知らなかった。
したがって、ゼロから想像していった。

特徴的なのは「穴」と「玉」だろう。
��卑猥な意図はない。本来「球」の字を使うべきだけれど)

どちらかに着目するのではなく、
両方に着目するのが正しいように思えた。
穴も玉も有効的に取り入れ、かつ面白い用途。

しかし、このアプローチでは、なかなか発想に至らなかった。
この道具が使われている場面が、全く浮かばない。

そこで、発想の仕方を変えた。
「この道具は、他の道具を使う前にクッションとして使われるもの」
そんな設定をしてみた。

それからまずは「この道具と似ているもの」を探し始めた。
タンバリンや王冠などが初めに浮かんだが、
「タンバリン練習器」や「ニセ王様のニセ王冠」ではいまいち。

そういった思考を経た後に浮かんできたのが、「剣山」だった。
��「花留め」という呼称のほうが一般的なのだろうか)

「剣山」とくれば、「座る」という用途しかない。
しかし、素人がいきなり剣山に座るのは、ちょっとハードルが高い。
そこで、玉状の金属がついた道具に座って、慣れておく必要がある。
そう考えたとき、妙にしっくりくるような気がした。

真ん中の穴をうまく使えていないのが難点だったが、
画像全体から「座って使う道具」という印象が漂っていたので、
意味不明なものとして採点者に受け取られることはないと判断した。

この手のお題には、また近く挑戦したい。
すごく楽しかった。

第1430回

第 1430 回のお題 (出題:風の迷路)
宇宙人が制作した映画にありがちなこと


[23位]ジャスティス智彦

端役の演者に15年前神隠しにあった弟の面影が

41.53 pts [57.27](80.00%) Rate:14.01Up!

現在のレート:約1670.10(まあまあ上昇。1700まで順調にいきたい)

なかなか面白いお題だったように思う。
「“ありえないもの”を想像する」という頭の使い方。
「宇宙人が制作した映画」など、誰も見たことがないのだから。
��この場合の「宇宙人」にいわゆる「地球人」は含まれない)

アプローチは、以下の3つに大別できると思われた。

1.映画の演出やシナリオなど内容そのものを扱ったもの
2.映画の制作過程や制作環境について扱ったもの
3.映画を見ている際のことを扱ったもの

直球勝負なら「1.」だろう。変化球なら「2.」か「3.」か。
そもそも「2.」や「3.」は「1.」を違う視点で見たものだ。

この分類に当て嵌まるネタを、以下に並べていく。
��ブログの横幅等も考慮しつつネタを選択している)

1.映画の演出やシナリオなどの内容そのものを扱ったもの

[1位]くりこま
セックスシーンになると手前にいる花瓶星人にズームが寄る

[3位]顔の偏差値45
ラストに意中の女の子が伝説の宇宙ステーションの下で待っている



2.映画の制作過程や制作環境について扱ったもの

[9位]風邪
撮影した星の環境によって演者が膨らむ

[17位]syamu
ギャラがウルトラマンとの戦歴で決まる



3.映画を見ている際のことを扱ったもの

[7位]( Riquewihr )
地球人が何かしゃべるといい加減な記号の羅列みたいな字幕が出る

[12位]谷川13
エンドロールが脳に直接流れる



こうして見ると、「1.」のほうが上位にきているように思う。
ここに挙げたネタがたまたまそうなのではなく、
結果一覧を見ても、そうであることが言えそうだった。

お題が変化球の時は、ネタは直球で勝負したほうが良いのかもしれない。

僕のネタは「3.」のアプローチだった。
ずっと昔に行方不明になった弟が、
宇宙で俳優をやっている、という話。

「いつか地球にいる兄さんが見るかもしれない」

そんな想いで俳優を続ける弟。
腕はドリルになっているけれど。

第1429回

第 1429 回のお題 (出題:レイン)
「こいつ自習室使うの初めてだな」と思った理由

[101位]ジャスティス智彦

「我こそは一遍上人の後継者なり」とか言って踊念仏を始めた


31.10 pts [41.91](18.03%) Rate:23.45Down...
現在のレート:約1656.08(激下降。1650付近まで蠅叩き)


「自分のネタを後から解説するのは格好悪い、特にウケなかった時は」

そんな了解が(ネット)大喜利の世界にはあるように思う。
確かにその通りだ。ネチネチウダウダと言い訳がましい。

しかし、しかしだ。
今回はどうしても解説しておきたい。
��いつも省察・解説しているけれど今回は特に意識が強いという意味)

ちゃんとお題に合わせたネタだったという証明のためにも、
「このネタ何だったの?」と気にしてくれている希有な人のためにも。

そんなわけで、説明しよう。
��説明させてください)

「一遍上人(いっぺんしょうにん)」とは、鎌倉時代の僧侶だ。
「上人」とは高僧の称なので、名前だけだと「一遍」となる。

この一遍、実はある宗派の開祖だ。
一遍が始めた宗教の名称は、「時宗(じしゅう)」という。
※時宗は浄土教の一宗派

そして「踊念仏(おどりねんぶつ)」とは、
太鼓などを打ち鳴らし、踊りながら念仏を唱える手法をいう。
平安時代の僧侶・空也(くうや)が起原と言われているが、
これを倣って、一遍もこの手法「踊念仏」を取り入れていた。

「極楽浄土への近道は、踊りながら念仏を唱えることだ」
それが時宗の、一遍の信じていた道だった。

さて、ネタの話に戻ろう。
つまり、「自習」と「時宗」がっかっているのだ。

ある学生が「自習室」を「時宗室」だと勘違いして、
自分が一遍の正統な後継者であることをアピールしにきた、ということだ。

結果、100位オーバー。
やってしまったね。

「採点者が知らなかったせいだ!」と言いたいわけではない。
順位が低いことには、1ミリの文句もない。
知っていようが知らなかろうが、つまらないものはつまらない。

ただ、ただ……。
欲しかった。ただ欲しかっただけだ。

「ああ時宗ね」ってコメントが。

点数は低くてもいい。
けれど、誰かに分かってもらいたかった。

「一遍」と「踊念仏」。
この2つのキーワードを拾ってもらいたかった。

無論、コメントがないだけで、分かってくれた人がいたのかもしれないが、
「分かったらコメントしたくなっちゃうネタ」が、今回のテーマだった。

レートと引き換えに得たものは、なかった。

第1428回

第 1428 回のお題 (出題:男勝りのジュリア)
「あっ、これ夢だ」と確信した理由


[44位]ジャスティス智彦

ウンコしようと思ってリキんだら着てるTシャツが弾け飛んだ

37.86 pts [53.67](68.15%) Rate:6.64Up!!

現在のレート:約1679.53(微増。また牛歩戦術の始まりか)


「ウンコでいくか!」と思った。
「ウンコにいくか!」ではない。
「ウンコでいくか!」と思ったのだ。

つまり、「“ウンコ”を題材として扱ったネタを書こう」と意識したわけだ。
「桃色吐息」のような下ネタonlyの大会は別にして、
ごくたまに、こういう意思が芽生えることがある。

その時その時によって「ウ」だったり「チ」だったり、
あるいはもっと別の卑猥で低俗な単語だったりするが、
とにかく要するに、「下ネタ」を書きたくなる時がある、ということだ。

ところが、困った。
「夢+ウンコ」だと、あまり良い発想が出なかった。

・うわっ黄金のウンコが出た! ⇒ 夢か!
・夢のように臭いウンコだなぁ! ⇒ 夢か!
・アイドルがウンコしてる! ⇒ 夢か!

そんなことを考えているうちに、
「ウンコするときってリキむよな」と思った。
それが、すぐさま投稿ネタに繋がったというわけだ。

便器で踏ん張っているときに、上半身の服が弾け飛ぶ。
多分、全裸に近い様相になるだろう。
なかなか滑稽な画だな、と思った。

「力む」か「リキむ」かで迷った。
「力」は「ちから」や「りょく」が読みとしては一般的で、
なおかつカタカナの「カ」と見間違えやすいワードだ。
そうした点を踏まえ、結局、「リキむ」のほうを使った。

もう、しばらく、「ウンコ」は遠慮しておこうと思う。
お腹一杯だ(食糞したわけではない)。

第1427回採点感想

EXTENDED

2010年10月6日水曜日

第1427回

第 1427 回のお題 (出題:アナルホッケー)
d1427.jpg
画像で一言

[73位]ジャスティス智彦

ウイルス対策に「カスペルスキー」使ってるのがきっかけで仲良くなった


33.21 pts [45.43](36.28%) Rate:13.19Down...
現在のレート:1672.89(最近3回分くらいの微増がパァ。遠のく1700)


うーん。やってしまった。
けれど、そんな気はしていたので、ショックはない。

評価が悪かった原因はどちらだろうか。
「どちら」とは、以下の2つのことだ。

・「~がきっかけで仲良くなった」という型
・仲良くなった理由(上記の具体的な内容)

恐らく半々なのではないか、と考える。

まず「~がきっかけで仲良くなった」という型自体に、
面白さを醸し出すポテンシャルがそれほどなかったのだろう。

そして、「共通のウイルス対策ソフトを使っている」という内容も、
画像の二人組にしっくりはまらなかったのだろう。

「この2人はカスペルスキーを使っている」という設定は、
僕としてはわりと笑えるのだが、一般的にはそうでもないらしい。
「カスペルスキー」というパッケージも選択ミスかもしれない。
��ウイルス対策ソフトの中では一番ネタ向きの名前だと思っているのだが)

ネタを構成する要素が悉く微妙。それが低順位の理由。
総合的に面白くなかった、ということだ。

10回ぶりぐらいにレートが下がってしまったが、
なんとなく安心したような気持もある。
1650くらいまでなら、一旦は下がってもいいかな、と思う。

2010年10月4日月曜日

第1426回

第 1426 回のお題 (出題:愛染 翔子)
ここまでドジなナースはもう仕事やめろ


[40位]ジャスティス智彦

鬼はー外科、福はー内科

38.37 pts [53.24](64.55%) Rate:3.20Up!!

現在のレート:1686.08(また微増。「森伊蔵」とは発音が少し違う)


前の回(第1425回)に長文ネタをぶつけたので、
短く、切れ味のあるネタを書こう、と決めていた。

ナース(看護師)という職業から、まず病院のことを思い浮かべた。
発想の流れの中で、「外科」「内科」といった言葉が出てきたのだが、
それと連動して、ふと「節分」のことが頭の中に湧いてきた。

「外」「内」がキーとなって、「鬼は外」「福は内」が開いたのだろう。
ここからネタを完成させるまでは、すぐだった。

「以前に同じようなネタがあったかも」という不安があった。
駄洒落的な発想であり、それほど深い連想を必要としないからだ。

しかしながら、幸いというか何というか、
ネタボケの過去ログにも、Google検索でも、
「外科」や「内科」と「節分」をくっつけた文言は見られなかった。

そんなわけで、投稿決定。
結果は、まぁ、こんなもんだろう。

ややお題からはずれているように受け取られる可能性もあったが、
僕自身は、以下のようなシチュエーションを想定していた。

鬼「あの、ちょっとお腹痛いんですけど」
ナース「鬼は外科って決まってるんですよねー」

福「あの、ちょっと脇腹刺されちゃったんですけど」
ナース「福は内科って決まってるんですよねー」


そんなドジっ子。
ただ単に、融通が利かないだけかもしれない。

コメントへの返答その4

どうにもブログへの意識が高まっているところなので、
この状態の内に、コメントへの返答もしておこうと思う。
��集中的にエントリィを追加するのは一夜漬けのようで好ましくないが)

-------------------以下、テンプレート-------------------
●【コメントを戴いた記事】
[Title/名前/コメント書き込み日時/Webサイト(ある場合)]
��コメント本文


コメントへの返答 by僕(ジャスティス智彦)
-------------------以上、テンプレート-------------------

●【この記事】に対するコメント
・ /マウスメロン。/2010-09-30 16:34
��僕は右利きですが普段からシゴく時は左手を使いますとかそんなことはどうでもいい話でしたすいません


下ネタ分析に対するコメント、嬉しいです。
あれ系のエントリィは力を入れて書いているので、
何かしら反応していただけると、寂しさが薄れます。

ひとりぼっちで下ネタに深く入り込んでいくのは、
実はとても辛く苦しいことなのだと、最近知りました。

さて、「右利きなのに左手でしごく」とのことですが、
これについてネットで少々調査をしたところ、
「Yahoo知恵袋」で以下のような質問がなされていました。

---------------------------------------------------------
男性に質問します。
オナニーは利き手でしますか?

私の彼は左利きなんですが、『利き手じゃない方がぎこちなくて気持ちいい』という理由で右手でしごいています。
こういう方は他にもいるのでしょうか?
さすがに毎日してたらぎこちなさも無くなって利き手でなくても慣れちゃいますよね?


※下記アドレスより引用
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1416968314

---------------------------------------------------------

これ対して、有効回答が8ありました。
��回答数は9なのだけれど、判別不能なものが混じっていた)
集計結果は以下の通りです。

利き手:4票
逆の手:3票(+質問者の彼氏)
両手:1票


サンプルサイズが小さいという問題はありますが、
どうやら利き手でやらない人も結構いるようですね。
「たまに逆の手でやる」という意見もありました。

この辺りの感覚は、やはり人それぞれのようですね。
下ネタはマイノリティになりがちですから、気をつけたいところです。

余談ですが、僕はこの質問者の方は、男(本人)だと思っています。
もしくはどこかの業者だと。

それはさておき、引き続き当ブログを宜しくお願い致します。
��僕も、マウスメロン。さんのブログ、ちょいちょい見ています)


●【この記事】に対するコメント
・No title/納豆Q房/2010-10-02 21:02/URL
��こんちわ!いつも楽しく読まさせてもらっています
��ぼくも採点していて、「どうでもいい相談」の解釈が難しいなと感じました
��ジャスティス智彦さんのボケには6点を付けさせてもらいました 「こんな方向性のボケが来たら良いな~」という期待通りのボケで嬉しかったです
��
��ここからはぼくなりのテキトーな意見なのですが「あの子が~になるのでしょうか?光り輝く~ですもの」と語尾をいじることで、実際に「第三者に悩みを打ち明けてる風景」が容易に想像出来るようなボケだともっと8点ぐらいつけてた・・・かも!?
��
��自身の投稿を振り返ることで、ネット大喜利に対する熱い想いを綴ったブログ、これからも応援しています


Hello world of Q !!
コメントありがとうございます。
いつも読んでいただいているとのことで、嬉し恥ずかし。

実のところ、納豆Q房さんのブログ「The World of Q」については、
僕がこのブログを始める以前から、拝見していました。
特に「笑学」というカテゴリィを興味深く。

分析的なことを書く人(言う人)は多いと思いますが、
納豆Q房さんのものは示唆に富んでいるといいますか、
インテリジェンス(知性)を感じるので、贔屓にしています。
��経営学者や実務家のような匂いがします)

さて、ご意見いただいた点について、以下少々。

語尾を「~でしょうか? ~ですもの」等にすることについては、
僕もネタを推敲している段階で検討していました。

仰る通り「誰かに相談している風に見せる」という観点では、
僕の書いた「~かしら? ~だもの」よりも、有効的でしょう。

ただ、その一方、「ウザさ」という観点では、
「~かしら? ~だもの」に分があると僕は判断しました。
その結果として、ああいうネタに落ち着いた、というわけです。

しかしながら、こうした指摘を受けてしまうということは、
僕が想定していた以上に「相談している感じ」に読まれず、
「独り言」や「心の中の呟き」だと読まれてしまったのかもしれません。

この辺りの調整は、難しいですね。
ご指摘、ありがとうございました。参考になります。
僕は「ワーディング好き」なので、嬉しいです。

このブログから熱い想いを感じ取っていただいているようですが、
僕としては、鼻歌混じりに駄文を綴っているようなものですので、
気楽な感じで応援していただけると助かります。

今後とも、当ブログを宜しくお願い致します。

第1425回

第 1425 回のお題 (出題:アナルホッケー)
過保護だと言わざるを得ない行動


style="color: rgb(255, 0, 0); ">[44位]ジャスティス智彦

子供「ママ、今日のご飯なぁに?」
ママ「うふふ、何だと思う?」

子供「卵かけご飯? それとも、ふりかけご飯?」
ママ「ハズレ。今日は、保護かけご飯よ」

子供「えぇ~。ボク、保護かけご飯苦手だよぉ」
ママ「ちゃんと食べなきゃ駄目よ。ほら、あの中にあるから」

子供「うわっ金庫だ。厳重に保護したねママ」
ママ「当たり前じゃない。保護かけご飯ですもの」

子供「開かない。ちっとも開かないよママ」
ママ「弱音は禁止。時間をかけてしっかり保護を解きなさい」

子供「でもママ、早くしないとご飯が腐っちゃう」
ママ「大丈夫。防腐剤をたっぷり使って保護してあるから」

子供「さすがママ! だけど、ボクの胃腸は保護されてないよ」
ママ「平気よ。病気になっても、○×保険が保護してくれるわ」

子供「○×保険は、食中毒の面倒も見てくれるの?」
ママ「ええ。月々1,085円の追加金で、食中毒にもしっかり対応」

子供「わぉ。それなら安心だねママ! ○×保険バンザイ!!」
ママ「あらあら、喜ぶよりも金庫を開けるほうが先でしょ?」


  ――保護したいのは、あなたの笑顔です。  ○×保険

39.52 pts [54.98](68.61%) Rate:6.26Up!

現在のレート:1682.88(やはり微増。1700まではまだ時間がかかりそう)


正直に言うと、3位以内を狙っていた。
勿論、いつも上位は狙っているのだけれど、
そういう意識よりもひとつ上の意識として。

相応しいネタを書いたつもりだった。
投稿終了時点では、かなり自信があった。

結果を見て少しの間は、機嫌が悪かった。
「なんでこんな順位なんだよ」と、憤りに似た感情を覚えていた。
もっと言えば、「なんで1位じゃないんだ」などとも思っていた。

しかし、5分程経過して、冷静さを取り戻した。
確かにこのネタには、上位を狙えるポテンシャルはない。
それどころか、癇に障るような駄ネタと言えるかもしれない。

文章中から、「面白いこと書いてます」みたいな、
むかつく香りがプンプン漂っている。これはもう、劣悪だ。

ここのところ、「長文を書けば上位確定」みたいな、
妙な過信というか、調子付いている面があったように思う。
「長文ネタの使い手」のような自己ラベルに酔っていたのだろう。

ネタそのものについて振り返ろう。

「保護かけご飯」というキーワードが、
頭の中に思い浮かんだのが、始まりだった。

それをこねくりまわしているうちに、
保険会社のCM風にオチを付ける方向に固まった。

「1,085円」という料金の設定は、「保護」をもじったものだ。
「保護」を「ホゴ」として、「ゴ」はそのまま「5」を置く。
「ホ」を「十」と「八」に分解し、「10」と「8」を置く。
前から順に並べると、「1085」というわけだ。

どなたか気付いた方はいるだろうか?
一応ヒントとして、「ボク」を片仮名で書いておいた。
「ホ」を「十」と「八」に変換するための手がかりだ。

保険会社の名前も最初は「ヒマワリ保険」だった。
「ホゴ」→「ゴッホ」→「ヒマワリ」という連想だ。
しかし、実在したので、やめておいた。
��「ゴッホ保険」ではあからさますぎる、という判断もあった)

ここまで書いて分かるように、純粋さのようなものは影を潜め、
変に意識して長文ネタに取り組むようになってしまっている。

ああ、目が覚めた。おはよう。みんな、おはよう。
結果が出るまで客観的にネタを見られなかったのは痛いが、
「長文ネタ」を見直す良い機会になったと思う。

次にいつ長文ネタを書くかは分からないが、
今度はもっと良い順位が取れるようにしたい。

ちなみに今回、長文ネタの作成に取り掛かる前は、
以下のようなネタを発想していた。

・アンパンマン「僕の顔をお食べ。あと脳髄も吸っていいよ」
・アンパンマン「松茸ご飯をお食べ」

なぜか、アンパンマン系しか思いつかなかった。
「保護かけご飯」という発想は、「松茸ご飯」の延長線上だ。

2010年10月3日日曜日

第1424回

第 1424 回のお題 (出題:はぐはぐ)
長すぎる滞在期間の友達に遠まわしに帰れという方法


[44位]ジャスティス智彦
おお汝のゆくべき道はここより始まりお前の家に続いているので帰れよ

38.79 pts [54.18](66.67%) Rate:5.98Up!!

現在のレート:1676.62(微増。1700までよちよち歩きか)


あまり考えずに投稿して、いつの間にか採点期間になっており、
「うわ、ネタ書き直すの忘れてたー」となることが、たまにある。

一方、よく考え、「よし、これだ」と思って投稿したとしても、
採点期間が始まると「うわ、やっちまったー」と急に落ち込むこともある。

今回、後者の方だった。
「うわ、まずい」と、100位オーバーを覚悟した。
結果として、どうにかレートの上がる順位になったが、
「救われた」という気持ちが大きい。

それはそうと、今回、「やっぱりなぁ」と思ったことがある。
何かと言うと、お題に「いう(言う、云う)」と書いてあるのに、
「台詞ネタ」ではなく「行動ネタ」の人が大勢いた、ということだ。

[1位]ブクゲコ沼
ランキングを作って家族で上位独占する

[2位]あみ彦
友人が考えたダンスで転ぶ

[3位]山本
はい、ヌルヌルの箸だよ


上記は1~3位だが、1,2位は「行動ネタ」だ。
3位はしっかりと「台詞ネタ」になっている。

「遠回しに帰れと“いう”方法」というお題なのだから、
本来は「台詞ネタ」でなければ不適合ということになる。
「伝える」なら「行動ネタ」でも良いのだけれど。

しかし、これは投稿期間中から予想できたことだった。
「遠回しにいう」は「伝える」という解釈がされるだろうな、と。

とは言え、本音としては、
「行動ネタ」は評価したくないな、と思う。
「いう」なんだから、「台詞ネタ」で勝負しろよ、と。

けれど、こういうところは、ネタを書く側が気を付けても限界があって、
お題に一言添えられてしかるべきなのではなかろうか。
例えば、「言う」と漢字で書くだけでも違うだろうし、
「※台詞ネタを書いてください」と注記してもいい。

そうやって、お題の工夫をしていかないと、
ネタを書く側が進歩しないような気がする。
フェアな採点も行われなくなってしまう。

こういうことを考えながらネット大喜利に取り組むこと自体が、
不正解というか、楽しむのが下手糞という感じがするけれど、
考えるのは楽しいから、不正解でも下手糞でもない。

恥ずべきは思考停止。
ネット大喜利に限らず、ね。

2010年10月2日土曜日

第1423回

第 1423 回のお題 (出題:こむぎむ)
d1423.jpg
画像で一言

[35位]ジャスティス智彦

さあ水門が開きまして、各人一斉に祈っております

40.64 pts [56.98](76.55%) Rate:12.46Up!!

現在のレート:約1670.64(やや増。1700まで残り30程度)


画像お題に対して実況風のネタを書くのは、
無難というか、逃げにいった感じがあるな、と反省。

文章のリズムは悪くないと思う。
「さあ水門が開きまして」などはお気に入りだ。

ただ、リズム勝負だと、1位のネタに完敗している。

[1位]西園寺くまー
これやって米の飯喰ってセックス
これやって米の飯喰ってセックス


これだけ躍動感のある言葉を並べられたら、
ちょっと勝負にならないな、と感服した。
「実況」よりも「念仏」の方が画像にも合っている。

[12位]モモス
��人いない

[23位]マッスグ
四天王


画像お題で、大勢の人間が写っていたり、
あるいは同種の動物が沢山写っていたりすると、
こうしたネタを必ずといっていいほど見かける。
��3人しか写っていないのに「四天王」「四神」というネタもある)

ただ、今回の画像の場合、お題とよく合っていたので、
使い古されたネタであっても笑える部分はあった。

お題の微妙な差異が、昔からあるネタに、
新しい視点を供給してくれるのだろう。

変に気取って「斬新さ」や「先進性」を目指すのも良いが、
温故知新の精神も大事にしていきたいな、と思う。

2010年10月1日金曜日

No title

第 1422 回のお題 (出題:愛染 翔子)
子育てママのどうでもいい悩み相談

[31位]ジャスティス智彦

あの子が太陽だとしたら、私は地球ってことになるかしら?
光り輝くあの子の傍をぐるぐる周って惑うことしかできないんだもの

38.75 pts [53.54](65.91%) Rate:5.83Up!

現在のレート:1658.17(微増。目指せ1700!!)


「子育てママ」と「どうでもいい悩み」という設定。
これがなかなかに難しかった。最近お題が厳しいような気がする。

子育てママ特有のものでなければならず、
なおかつ、それがどうでもよくなければならない。
そういった縛りの中で思考し、ネタを書いた。

「うざい系」になったのは、必然だ。
お題に沿う方法が「うざい系」ぐらいしか思いつかなかった。

結果一覧を見ると、皆は結構、お題を緩く捉えている。
わりと長くやっていて思うが、ネタボケライフの特徴として、
面白ければ多少の「不適合」は許容される、という点があると思う。

「最近、お題に縛られすぎているな」という自己省察がある。
もう少し、外した形のネタを書いてみてもいいかもしれない。

でも、まずはレート上げが先決。
自由にやるのはそれからで十分だ。